これからが本番!就活ノウハウをおさらいしよう!

2018卒の学生を対象とした新卒採用は、2017年3月が広報解禁となります。
しかし、ここ数年は採用活動の早期が続いており、外資系やベンチャー企業などを中心に、早くから採用活動を行う企業が増えています。
それに伴い早くから活動する就活生も増えており、特に今年は2月、3月が就職活動のピークになるのではと言われています。

ということで、今回はこれまでご紹介してきた就活ノウハウをピックアップしていきます。

就活のポイントは事前準備!

就職活動でポイントとなるのは、どれだけ事前準備をしたかです。

事前準備で特に重要なのは、自己分析と志望動機です。
自分のよさと、なぜその企業を志望しているのか、どんな角度から質問されても答えられるように、よく考え、整理しておくとよいです。

【就活ノウハウ】LGBT就活の先輩が教える「自己分析」

【就活ノウハウ】「自己分析」が必要な理由とは?  

面接のコツを抑えよう!

就活生が伝えたいことと、企業が知りたいことには、ややズレがあります。
そのため、一生懸命考えていった自己PRも、企業にはあまり魅力的に伝わらないことも。

企業がどんなことを知りたいかを知ることで、面接通過率は格段にあがります。それが、面接のコツです。

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【就活転職ノウハウ】面接でセクシュアリティに関わる質問をされたら?

まとめ

就職活動は初めてのことばかりで、緊張したり不安になることも多いのではないでしょうか。
特にLGBT当事者にとっては、これまで以上に自分自身のセクシュアリティに関わることで悩んだりすることもあるかもしれません。
そんなときは、相談窓口を利用したり、先輩に相談するなどして、一人で抱えこまえないようにしましょう。

これは必ず押さえよう!面接のコツ 就活ノウハウ講座

前回の面接で重要な「4つの壁」とは?に続いて、面接対策についてご紹介していきたいと思います。
面接の形式や面接官が変わっても、基本は変わりません。あなたらしく堂々とした態度で面接に臨むようにしてください。

個人面接

面接を受けるのは自分一人という形式の個人面接。
他の学生のことを気にしなくてもいいという点があり、自分のペースで話すことができるので自分をアピールするには最適と言えます。
その一方で面接官に自分のことを細部まで見られることになります。

個人面接でのコツは、自分の価値観や自己PR、志望動機をなどをよく考え、わかりやすく伝えられるようにまとめておくこと。
なぜそう思うのか?など、深掘りした質問にもこたえられるようにしましょう。

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面接で重要な「4つの壁」とは? 就活ノウハウ講座

面接には、個人面接・集団面接・グループディスカッションの三つの形式があります。
面接試験の形式や回数は企業によって異なります。形式やポイントを押さえておくことで、面接対策につながります。

一般的な面接の過程は第一次面接・第二次面接・第三次面接・最終面接となります。試験の形式や面接官もその都度変わり、選考のポイントも変わってきます。

第一次面接

自己PRや学生時代に力を入れてきたことなど人物が問われる傾向があります。
マナーや振る舞いなど第一印象も重要視されます。挨拶や言葉使いもきちんと丁寧にしましょう。

第二次面接

自己PRや志望動機についてより踏み込んだ質問をされます。業界・企業研究を十分にして自己PRがされているかどうか本質が見られます。ポイントは、自分の言葉で明確にアピールすることです。

第三次面接

志望する姿勢が問われます。人柄や適性を見られることが多いです。また、会社の方針や方向性に合った人であるかが見られます。ここでは、その企業に対する熱意や動機を伝えることが必要です。

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ストレートではない?性自認のきっかけとは

LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は性自認のきっかけです。

LGBT当事者の中でも「自分がいわゆるストレートではない」と意識するタイミングやきっかけは人それぞれだと思います。

今回は自分の場合の話をしようと思います。
自分はLGBTでいうとTにあたり、MtXと自認しています。

高校時代までの自分

小さいころから赤やピンクのものを好んで選んだり、周りから「女々しい」と揶揄されることは度々ありました。
スカートを履きたいなどの女性でいたいという思いこそなかったものの、自分はいわゆる男らしい人ではないのだなということは自覚していました。

しかしそれが理由でいじめなどに発展することも特になく、自分自身の恋愛対象が女性であることもあり、特に深くセクシャュアリティについて意識することもなく過ごしていました。
学校でLGBTについての授業等も特になく、自分から進んで調べもしなかったので知識がなかった、ということもあります。

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LGBT就活生同士で悩みを共有できた。 LGBT当事者の就活体験記

今回はNijiリクルーティングを利用したLGBT当事者による就活体験記です。

大学3年生の8月頃。
私は就職するか、留学するか、卒業後の進路に悩んでいました。

留学も視野に入れた勉強を行っていましたが、いろいろ考えた末、やはり就職しようと考えました。

本格的に就活を始めたのは大学3年生の1月末頃だったと思います。
周りの友人はすでに就活を始めていた人もいて、焦りもありました。

また、私はLGBT当事者であることもあり、自分のセクシュアリティが就活でどの程度影響するのかということが不安でした。
私の場合は、自分でオープンにしなければセクシュアリティはわかりません。

選考でセクシュアリティをオープンにするつもりはありませんでした。
しかし、入社後はどうなるのだろう?とも考えていました。

そんなときにNijiリクルーティングを知り、就活の相談をしてみました。
相談してよかったことは、自分のセクシュアリティをオープンにして相談できたことです。

前述のとおり、私は就活でも入社後もカミングアウトするつもりはありませんでした。
しかし、セクシュアリティは私の大切なアイデンティティのひとつです。

働く上でも自分らしさは大切にしたかったので、Nijiリクルーティングさんだけにはセクシュアリティをオープンにして相談していました。

結果的に私は就活ではカミングアウトしませんでしたが、ありのままの自分で相談できたことで、不安が解消されたと思います。

その他にもLGBT当事者の友人と就活の情報交換ができたこともよかったです。

就活をしていると、当然、不合格になり落ち込むこともありましたが、いろんな人と交流することで楽しく取り組めたと思います。

LGBTの住みやすさは地域格差あり?

現在ではテレビや本などのメディアなどにも取りあげられてLGBTの存在に目を向けられることも多くなってきました。
以前よりも注目されることで、多様な生き方を受け入れる世の中に変わってきたように感じます。

しかし、イベントや交流の場は都会にだけ多く存在し、地方のLGBTにはそういった機会が圧倒的に少ないです。そういった環境の違いが、LGBTの地域間格差を生み出しています。

都会は人とつながれる機会がある

都会ではコミュ二ティや人が多く存在していて、LGBT同士で簡単につながることができます。
また、情報も豊富にありふれていて当事者とも支援者とも関わりを持つことができます。「一人じゃない」と感じることができるのです。
自分の居場所や共同体を容易に見つけて、選択することまでできるのです。

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→地方のLGBTは孤立しがち?

人材業界の仕事とは?後編 就活講座

前回の記事に続き、人材業界について紹介していきます。

求人広告

紙面やウェブサイトなど媒体は様々ですが、企業の求人の広告を掲載するのがこの求人広告になります。
新卒だけに限ったとしても、多くのナビサイトが存在していますが、メディア以外にも織り込みチラシなどがあります。
求職者が人材会社に登録する必要はある場合とない場合があります。

人材側としては、一度に多くの企業の求人情報をチェックすることができ、情報の見つけやすさとしては優れていますが、一方で人材派遣や人材紹介のような人材に対してのフォローという部分はほとんどありません。

求職者にとっては広告の情報がすべてになるために、自身で希望の企業を探していける場合は大変便利です。
求人広告の企業は、広告掲載の期間や枠の大きさ、機能などで、求人を出している企業から掲載費を得ます。上記2つの形態と違い、企業が人材を得るかどうかに関わらず、一定の売上を出すことができるのが特徴です。

人材コンサルティング

上記の3つとはだいぶ異なっているのが最後の人材コンサルティングです。求職者の就職支援を行うのが他の3つなのに対し、人材コンサルティングは現在働いている人の支援を行います。

一言で言えば、企業の人材が、より働きやすいような環境を考えていくのが人材コンサルティングの役割です。
雇用形態や給与、福利厚生などの制度面を、企業の人事と相談しつつ改善していくのが仕事です。
どんな企業にも人事は存在しているため、取引相手は全ての企業があり得るのがこの人材コンサルティングです。

最後に

大きく人材業界と言っても、そのサービスは多岐にわたります。たとえば人材紹介に関しても、中途の人材紹介、○○業界の人材紹介など、特化型もあれば総合型もあります。

大きく見て、よりより労働環境を提供するのが人材業界の役目。仕事という面において、人のために立ちたいという思いが強い人であれば向いているかもしれません。

人材業界の仕事とは?前編 就活講座

人材業界ときいてどのようなイメージを持つでしょうか?一口に人材業界と言っても、様々な仕事があります。人材業界は大きく4つに分類されます。今回はそれら4つについて簡単に紹介します。

人材派遣

もっとも馴染みの深いのは、この人材派遣かもしれません。派遣という語からも分かるように、企業に対して自社で抱えている人材を派遣する形態です。

派遣される人材は、派遣社員とも言いますが、人材派遣会社に所属しています。働く先は別の会社で、人材派遣会社では一切の業務は行いませんが、雇用先としては派遣元になっているのが特徴です。

派遣先の企業は、人材派遣会社から人材を派遣してもらうと、その派遣社員の給料のうち、一定の割合を派遣元である人材派遣会社へ払うことになります。

派遣の期間は一年間などに定められている場合が多く、その期間派遣先の企業は派遣元に対して料金を払い続けることになります。
次に紹介する人材紹介と非常に似ていますが、あくまで人材は派遣されている状態であり、派遣先の正社員にはなっていないのが特徴です。

人材紹介

紹介元会社は人材を抱え、企業に人材を紹介するという意味では、人材派遣会社と共通していますが、異なっているのは人材の雇用形態です。

紹介はあくまで紹介であり、人材は紹介先の企業に入社となれば、紹介先での社員になります。
人材紹介が成功した場合、紹介先の企業は、紹介のお礼として人材紹介会社に一定の額を払います。
人材が自力で仕事を探すより、面接や入社前後に紹介会社がフォローをしてくれるので、内定に結びつきやすいのが特徴です。

紹介会社としては、一度派遣が成立すればコンスタントに売上が得られる派遣と違い、マッチングが成立し続けることが必要になります。

残りの2つ、求人広告と人材コンサルティングについては、後半の記事で紹介します。

”レズビアン”の語源とは?

LGBTをはじめセクシュアルマイノリティの言葉は現在非常に多いです。Facebookの性別欄では、50種類以上から性別を選べるということで話題になりました。
当事者の中でもその言葉を把握しきれている人はいないかと思います。今回はその言葉の中でも女性同性愛者、レズビアンの語源をたどってみます。

lesbianの元々の意味

レズビアン(lesbian)は、「レスボスの」という意味の単語でした。レスボスとはギリシャに浮かぶ島の名前です。
ではなぜレスボス島が関係しているかというと、レスボス島に住んでいたとされる女流詩人サッフォーが、同性愛者であったというところからきています。
女性同性愛のことを英語でSapphismということがありますが、それももちろん彼女の名前サッフォー(Sappho)から来ています。
この語が女性同性愛を表す意味として用いられたのは、ここ100年ほどのことであるようです。

出展: http://www.etymonline.com/index.php?search=lesbian

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アパレルメーカーの仕事とは? 就活講座

前回はアパレルのショップスタッフについて業務内容やキャリアアップを紹介しました。
今回はそのショップに商品が届く前の段階を担っているメーカーについて紹介します。

アパレルメーカーとは

その名の通りものをつくる会社で、アパレルに限って言えば洋服やアクセサリーをつくっているところです。広義には、前に紹介した販売まで含むこともあるようです。

メーカーは大きく分けて、流行などの市場の動向を調査し、どのような商品をどのように展開していくかを考える企画、管理部門と、実際に商品をつくっていく生産部門に分かれます。

企画、管理部門

ブランドの色などはあるにせよ、好きな商品を好きなだけ作るようではビジネスとして成立させることはなかなか難しいです。
現在や過去の流行からこの先の動向を予測し、商品を企画していかなければいけません。また予測するだけではなく、実際の店舗での反響等を踏まえて、商品を管理していくことも必要です。

マーチャンダイザー(MD)

企画から生産、そして販売までの一連の流れを把握し、的確な判断をするのがMDと呼ばれるマーチャンダイザー職です。全ての段階を把握していなければいけない職であるので、憧れる人の多い職です。

ディストリビューター

生産された商品を店舗に振り分けていく役割です。同じブランドでもその店舗ごとに地域の色が出ます。在庫を多く抱えないためにも大切な職種の1つです。

デザイナー、パタンナー(企画職)

実際の商品を企画する役割です。デザイナーは商品のデザインを描き、パタンナーが厚紙等を使いその服を立体的にします。これらは専門性が高い職種なため、服飾系の専門学校を応募条件で必須にしている場合が多いです。
ブランドの特色を常に考えなながら商品の元を生み出す、大切な職種です。

生産部門

その名の通り商品を生産する、メーカーの中核をなす存在です。
以前は人件費の関係で中国に工場を置く日系企業が多かったですが、現在は中国中心部での人件費も高騰してきているため、中国の中でも農村部や、東南アジアに自社工場を構える企業が増えてきています。

また工場ですが、自社で持っている場合もあれば、前述の企画、管理を自社で行い、生産は他社に委託する場合もあります。

バイヤー

商品を作るにあたっての記事など、材料になるものを買い付ける仕事です。

デザインが同じでも生地や縫製の糸、ボタンなどによって印象は大きく変わります。生産コストとのバランスを見ながら適切な判断をする職種です。
他社の商品を参考にしつつ、海外に買い付けに行くこともあります。

プレス

いわゆる広報です。新作の洋服は多くの場合、展示会などで店舗に並ぶより前の段階で公開されます。自社ブランドを知ってもらうのに雑誌などで宣伝する機会はとても大切です。
商品の魅力を最大限に企業や消費者に伝える、やりがいのある職種です。

最後に

一見華やかに見えるアパレル業界も、実際の業務は地味な仕事も多いです。
また、商品企画から消費者の元へ商品が届くまでの段階がしっかりとあるため、どの職種もかかすことのできない大切な存在です。

企画段階から実際に商品が店舗に並ぶまでには、すごくすごく時間がかかります。
洋服が好き、という気持ちだけではなく、社会の動きを正確に見ることが必要な業界です。