ストレートではない?性自認のきっかけとは

大学で授業を受けて

大学に進学し、偶然履修した授業で、初めてLGBTという言葉を聞きました。
テレビの中のいわゆる「オネエ」のイメージしかなかった自分にとってはすべてが新しい知識でした。また、オープンにしている当事者の方の話を初めて生でき聞き、自分が今までいかに偏見に満ち溢れていたのかを実感しました。

同時にXジェンダーという性自認があることも知り、「ああ自分はこれに属するのだな」ととてもすっきりしたことを覚えています。
男らしくなるということに執着はしないが、女になりたいかと聞かれ言われたらそんなこともない自分のアイデンティティを表す言葉が存在しているという事実がとてもうれしかったです。

当事者の方たちと接して

授業以後、LGBT当事者と言われる多くの方と、その中でも特に自分自身のセクシュシャアリティを恥じることなく堂々としている方々と接していくうちに、「自分はこのままでいいんだ」という自信がさらに持てるようになりました。

自分が辛い経験をしたことがあるからこそ、差別や偏見を減らすような活動を積極的にしている方も多くいます。
周りと自分は違うから、と一人で悩んでいる方にとって、自分と同じアイデンティティを持った方と接することができるのはとても強みになりますよね。

最後に

冒頭でも書いたように、自身分がLGBTと意識するきっかけは人それぞれあると思いますが、私のように知識を得て初めて自認するパターンも多いと思います。
それで救われる方が多くいるのであれば、LGBTに関しての正しい知識がはやい早いうちに共有されることは必要です。

残念ながらまだまだLGBTに対する差別や偏見はあります。しかしその多くは、正しい知識を付けることでなくなると私は思います。知識があるうえ上で例えば同性愛者の方に対して「気持ち悪い」等の感情を抱いてしまうのと、勝手なイメージだけで「気持ち悪い」というのは全くの別物です。

職場や学校現場においても、LGBTに関する正しい知識が浸透し、当事者が自認することができる、またストレートの方の差別がなくなるきっかけが増えるといいですね。