LGBT×働くについてのまとめ

LGBT当事者の働く環境を整えようとする企業は徐々に増えてきました。
しかし、まだまだLGBT当事者にとって、様々な場面で困難を感じることも少なくありません。今回は、働く上で感じることについて、LGBT当事者のレポートを紹介したいと思います。

職場でカミングアウトせずに働く上での悩み

レズビアンの当事者によるレポートです。
カミングアウトをせずに働くことはできるけれど、だからこその悩みがあるというお話です。

career

FTMの働き方。自衛隊での体験。

トランスジェンダー(FTM)の当事者によるレポートです。
自分らしく働けるのではと考え自衛隊に入隊したものの、男女で分けられることも多く、違和感を感じるようになったそうです。

career

MtFの就活体験記「大手企業から内々定を得るまで」

トランスジェンダー(MTF)の当事者によるレポートです。
就職活動の面接において、カミングアウトするかしないか。
どちらも経験した結果、最終的にはカミングアウトをせずに就活をすることになったそうです。

【就活体験記】大手企業から内定を得るまで。トランスジェンダー編

まとめ

カミングアウトするかしかないか、どのような働き方をしたいかなど、人によって考え方や悩みはそれぞれ違います。
自分はどうしたいのかを考える際に、自分以外のLGBT当事者の体験レポートも参考にしてみてはいかがでしょうか。

4月25日(火)開催 Nijiリク就活個別相談会


▲ボタンをクリックすると
申し込みフォームが開きます。

個別に話せる!
18卒就活生のための相談会!

セクシュアリティこのことで就活が不安…
LGBTフレンドリー企業に就職したい
性自認の服装ができる職場で働きたい
自分に合う仕事について相談したい



そのお悩み、
Nijiリク就活が解決します!

個別相談会では、セクシュアルマイノリティの学生さんの就活相談に、専門のキャリアカウンセラーがお応えします

LGBTについて
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアルマイノリティの総称として使用しています。
セクシュアリティは、LGBTだけではなく、非常に多様です。また、セクシュアリティに対する考え方、状況などもひとりひとり異なります。Nijiリクルーティングでは、学生さんひとりひとりの声に耳を傾け、不安や悩みの解消に少しでも役立てるよう努めています。

個別相談会のPoint

1.個別に就活相談ができる!

一人一人、相談したい内容は違うはず。
じっくり話して、不安や悩みを解決したい方のための相談会です。

2.LGBTに理解あるキャリアカウンセラーに相談できる!

LGBTの知識と理解があるキャリアカウンセラーが就活の相談に応じます。
セクシュアリティに関わることも安心してご相談いただけます。

3.LGBTフレンドリー企業の探し方がわかる!

誰もが自分らしく働けることを大切にしている「LGBTフレンドリー企業」の探し方をお伝えします!

 

Q&A

Q.服装は性自認に近いものでも大丈夫でしょうか?
A.服装は自由です!お好きな服装でお越しください。

Q.アウティング※はされませんか?
A.注意事項として対応ガイドを設けていますので、安心してご参加ください。

※アウティングとは、本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性自認等の秘密を暴露する行動のことです。

Q.費用はかかりますか?
A.無料でご参加頂けます。お気軽のご参加ください。

参加した先輩の声

セクシュアリティのことも関わってくるので、学校のキャリアセンターには相談しずらかったので、参加しました。
LGBTに理解があるカウンセラーの方に相談できるので、安心していろいろ話すことができました。

トランスジェンダーが働きやすい会社をどう探せばいいのか、よくわからず不安だったので参加しました。
具体的にLGBTフレンドリーな企業を紹介してもらえて、就活の参考になりました。

セクマイサークルの先輩に紹介されて参加しました。リクルートスーツを着るのにも抵抗があるし、自分には就活は無理かもしれないと思っていたのですが、いろんなアドバイスをもらえて視野が広がりました。参加してよかったです。

対象となる方

・2018年卒業予定で、大学生、大学院生のセクシュアルマイノリティの方

セミナー概要

日程

4月25日(火)13:00~19:00のうちの1時間
別日程(平日のみ)のご希望も賜ります。
ご予約頂いた方と個別に相談の上、時間を確定いたします。

会場

Nijiリクルーティング

東京都港区東新橋2-4-1サンマリーノ汐留6階

JR・メトロ新橋駅烏森口から徒歩7分
大江戸線汐留駅8番出口から徒歩3分

服装

自由

持ち物

筆記用具
記入済みの履歴書やエントリーシートをお持ち頂いた方には添削も行っています。

参加費

無料

お申し込みはこちら

▼ボタンをクリックすると
申し込みフォームが開きます。

主催 株式会社Nijiリクルーティング
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階
TEL 03-6452-8822
URL https://niji-recruiting.com/

トランスジェンダー パス度は就活に影響する?

LGBT当事者orアライによるレポート。今回はパス度についてです。

MtF、FtMの方の多くが常に意識しているのが、「パス度」という概念。
ストレートを含めそれ以外のセクシュアリティの人にとっては理解しがたい問題かもしれません。
今回はこのパス度について取り上げようと思います。

パス度とは

トランスジェンダーの人以外にとってはパス度という言葉は聞きなれないかと思います。パス度とは、その名の通りパスする度合であす。

MtFであれば女性、FtMであれば男性が性自認ですので、外見も性自認と同じ性別に近づけたいというのが一般的です(そうでない人もいます)。
しかし身体の性別は違いますので、服装や髪型によっては、性自認の性別にみられないことがあります。
この、「自認している性別」にどれだけ周りから認識されているか、がパス度ということです。

パス度が低いことによる弊害

パス度が低い、つまり自認している性別と周りから認識される性別が異なっている状態だと、生活する上で問題が生じます。
たとえば、トイレの問題。自身では自認している性別のトイレを使いたくて使っても、周りからは男子トイレに女性が入ってきた(女子トイレに男性が入ってきた)と捉えられてしまいます。場合によっては通報などの騒ぎに発展してしまうので、注意しなければなりません。
トイレ以外にも、男女で区別している場面では周囲を混乱させることになりかねないので、パス度は高い方が物事がスムーズに進むのが現状です。

>>NEXT パス度は就活に影響するか

LGBTフレンドリー企業の紹介 LGBT就活

2018卒の就職活動が活発になってきました。nijipiを運営するNijiリクルーティングにも多くのLGBTの学生さんからご相談を頂いています。
今回は、LGBTフレンドリー企業としてnijipiインタビューに登場頂いた3社をご紹介します。

株式会社資生堂さん

女性社員の割合が高く、以前から女性活用に非常に力を入れられており、就職人気企業でもあります。
2014年の年末からはLGBTに関するダイバーシティも進められています。
2016年にはTOKYO RAINBOW PRIDEに出展し、メイキャップアドバイスやサンプル配布などを行いました。
2017年1月には同性パートナーシップ制度が開始され、より一層LGBT当事者が働きやすいLGBTフレンドリー企業へと進化しています。

interview

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社さん

アメリカシアトルで誕生したスターバックスさん。
創業より多様な個性を尊重する企業文化であり、LGBT当事者の方もたくさん活躍されています。
2017年1月には同性パートナーシップ制度が開始され、1月時点で4名が申請をされているそうです。

interview

株式会社丸井グループさん

あらゆる顧客のニーズに応えようと、LGBTに関わるサービスを充実させている丸井グループさん。
靴やスーツなど、豊富なサイズを展開し、誰も自分らしい服装を選べる店舗にしています。
2016年のTOKYO RAINBOW PRIDEでは、渋谷モディの大型ビジョンがレインボーとなったことも印象的でした。
社内でもLGBTアライを増やそうと、研修などを積極的に行われています。

interview

職場でカミングアウトしている人は4.3%

LGBT就活生のみなさんは、職場でカミングアウトをしたいと考えていますか?

今回はLGBT総合研究所が発表した「LGBTに関する意識行動調査2016」をもとに、LGBT当事者の働く環境についてです。

LGBT当事者と非当事者で認識にギャップがある

「職場や学校で、性的マイノリティに関する差別的な言動や行動を見聞きしたことがある」に対し、「はい」と回答した結果には、LGBT当事者と非当事者ではギャップがありました。

LGBT当事者 27.1%
LGBT非当事者 11.1%

この結果から、LGBT非当事者にはまだまだ認識していないところで、LGBT当事者は差別的な発言を感じていることがわかります。

カミングアウトしたい人は41.5%

LGBT当事者に聞いた「仕事や生活に支障がなければカミングアウトしたいか」に対し、41.5%が「はい」と回答しています。
その一方で、「職場でカミングアウトしている」と回答する当事者は4.3%にとどまりました。
現状では、カミングアウトをしたくても、できないと考えている人は多いことがわかりました。

LGBTに理解や配慮を望む人は51.6%

「職場や学校での理解や配慮を望む」と回答するLGBT当事者は51.6%という結果も出ています。

また、LGBT当事者に聞いたLGBT向け施策の実態について「今後(も)あったらいいと思う施策」という質問に対しては以下のような回答となっています。

1位 33.3%
福利厚生での同性パートナーの配偶者扱い

2位 30.4%
性同一性障がいを含むトランスジェンダーの従業員などへの配慮

3位 38.1%
差別の禁止の明文化、経営層などの支援宣言

まとめ

LGBT当事者と非当事者で認識にギャップがあること、カミングアウトしたいけれどできないというLGBT当事者が多いことがわかりました。
日本でも、LGBTに理解と配慮をしようとするLGBTフレンドリー企業は徐々にですが、増えてきています。
このようなデータが、LGBTフレンドリー企業がさらに増えるきっかけになれば、と思います。

参照元
LGBT総合研究所「LGBTに関する意識行動調査2016」

LGBT就活生は誰に就活相談してる?

LGBT就活生には、セクシュアリティに関わる悩みや不安を感じる人もいます。

悩みや人それぞれ違いますし、セクシュアリティによっても異なります。

選考でカミングアウトすべきなのか?
性自認の服装で就活しても不利にならないか?
できればLGBTに理解ある職場で働きたい。

そんなとき、みなさんは誰に相談しますか?
一人で考えていると、どうしても気分が落ち込んでしまったり、視野が狭くなったりしてしまうことがあります。
できれば、LGBTに理解があり、就活についてもアドバイスしてもらえる人に相談できればとてもいいですよね。

一般的に、就活相談は先輩や学校の就職課に相談する人が多いのですが、LGBT就活生に話を聞くと身近に相談相手がいないという人が少なくありません。
理解されないのではと不安で、セクシュアリティのことまでは話せず、本当に相談したかったことまで相談できなかったというものです。

LGBT専門の就職相談会

nijipiを運営するNijiリクルーティングでは、そんなLGBT就活生のための、個別の就職相談会も実施しています。

LGBTに理解があるキャリアアドバイザーと1対1の相談会なので、周りの目を気にせることなく相談ができます。
なかなかWEB検索などでは見つけられない、LGBTフレンドリーな企業の紹介も行っています。

LGBT就活生なら誰でも無料で利用できるので、是非問合せしてみてください。
https://nijipi.lgbt/eventpickup/2849

LGBT就活・トランスジェンダーは服装や性別欄どうしてる?

LGBT就活、今回は「トランスジェンダーは服装や性別欄どうしてる?」です。

nijipiを運営するNijiリクルーティングでは、LGBTの方の就活相談も行っています。
相談内容で多いのは、服装や性別欄の質問です。

入社後どんな働き方をしたいかがポイント

性自認の服装で就活をしてもいいのでしょうか?という質問をたくさん頂きます。

企業によって対応は様々ですが、ポイントは入社後どんな働き方をしたいか、ではないでしょうか。
LGBT就活生の先輩に聞いた事例をいくつか紹介します。

・戸籍も変更しているので、カミングアウトしなければトランスジェンダーであることはわからない。
カミングアウトすることで、変に意識されるのもいやだったので、カミングアウトせずに就活し、今後もカミングアウトの予定はない。

・最初は「受け入れてもらえないのではないか」と不安で、カミングアウトできず身体の性の服装で就活をしていた。
ただ、やはり本来の自分らしさを出せず、自ら壁を作っているように感じたので、勇気を出して性自認の服装で就活するようにした。
履歴書の性別欄には〇をせず、備考欄にトランスジェンダーであることを書いた。

・就活ではカミングアウトしなかったが、入社前に人事担当者に話した。ありがたいことに受け入れてもらえ、どのような配慮が必要かを聞いてくれた。

まとめ

カミングアウトをする場合は、最初は不安だったという人も多いです。
そんなときに、LGBTフレンドリーであることが事前にわかっていたら安心ですよね。

まだまだ社外にLGBTフレンドリーを発信している企業数は多くはないのですが、徐々に数は増えてきてはいます。
Nijiリクルーティングとしても、そんな企業を増やそうと、LGBTフレンドリー宣言を募るなど、日々活動を行っています。

LGBTフレンドリー企業一覧も是非参考にしてみてください。

セクハラ指針改訂でLGBTも対象に。LGBTフレンドリー企業は増える?

LGBTの就活生にとって、企業がLGBTフレンドリーであるかどうか(理解や配慮があるか)は企業選びにおいて気になるポイントではないでしょうか。
今年1月、企業のLGBTフレンドリーへの意識が一層高まる動きがありました。
それが、厚生労働省の「セクハラ指針」の改定です。

これまでLGBTは対象として明記されていませんでしたが、職場でLGBTへの差別的な言動があれば、「セクハラ」となることが明記されるようになりました。

また、従来より、職場におけるセクシュアルハラスメントについては、被害者の性的指向や性自認は問わないものであるが、それが周知徹底されていないとの声が近年多くなっている。
これを踏まえ、被害を受ける者の性的指向や性自認にかかわらず、これらの者に対する職場におけるセクシュアルハラスメントも、セクハラ指針の対象となる旨を明確化する改正を行うこととする。

事業主が職場における性的言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針の一部を改正する告示案について【概要】
雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課より抜粋

この指針において、「性的指向」「性自認」と明記されたことで、セクシュアルマイノリティの問題が雇用管理上で大きな課題となります。
企業には以前からセクハラに関する相談窓口の設置が義務付けられていましたが、この相談窓口にはLGBTに関する相談にも応じることが求められるようになります。

LGBTダイバーシティの推進が企業課題になることで、LGBTフレンドリー企業はさらに増えていくのではないかと予想されます。
今後、nijipiでは具体的にLGBTフレンドリー企業の紹介も行っていく予定です。

「LGBT就活」LGBTフレンドリー企業は本当にLGBTに理解があるの!?

LGBT当事者orアライによるレポート。今回はLGBTフレンドリー企業についてです。

LGBTフレンドリーです!と謳う企業は、うれしいことに続々と増えてきています。
しかし、単純に喜んでいていいのだろうか、という問題があるのも確かです。今回は就活におけるLGBTフレンドリー企業です。

「LGBTフレンドリー」と聞いて受ける印象

最初は企業の外、つまり学生や消費者目線として「LGBTフレンドリー」ときいた際の印象について考えます。

LGBT当事者かそうでないかによって受ける印象は違ってくるかと思いますが、当事者として受ける印象としては「安心して働いていけそう」、「寛容」など、いい印象を受けるかと思います。

当事者ではない人がきいても、「LGBTについて理解があるのであれば、色々なことに寛容なのだろう」と感じるかと思います。
もちろん人によって受ける印象は様々だろうかと思いますが、悪い印象よりもいい印象を受けることの方が多いかと思います。

企業側としてのメリット

企業がLGBTフレンドリーを謳う意味については、以前の記事で紹介しています。(参考:LGBTフレンドリーを企業が謳う意味
LGBTからもそうでない人からも売り上げが伸びるというデータに加え、雇用が拡大するというメリットを紹介しました。

ホームページ上などでLGBTフレンドリーであるという旨を明記することで売り上げが伸びるのであればそのメリットはかなり大きいかと思います。

NEXT どうやって就活でLGBTフレンドリー企業を選べばいい?

就活生のためのLGBTフレンドリー企業の紹介

リクナビ、マイナビなど大手就職情報サイトの2018卒採用情報が解禁され、就活もピークとなってきました。

会社選びの基準は人それぞれですが、「LGBTに理解があるかどうか」が気になるというLGBT就活生も多いのではないでしょうか。
今回は、nijipiインタビューに登場して頂いた3社を、LGBTフレンドリー企業として紹介します。
いずれもの会社もLGBTだけではなく、多様なバックグラウンドを持った人が働きやすい環境を整えることに力をいれていますので、是非参考にしてみてください。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

アメリカで誕生したスターバックスさんの日本法人です。
創業以来、多様性を尊重する文化があり、LGBT当事者の方もたくさんご活躍されているそうです。
2017年1月より同性パートナーシップ制度を導入されたことも話題となっています。

interview

株式会社サニーサイドアップ

PR会社であるサニーサイドアップさんは、元プロサッカー選手の中田英寿さんのマネジメントや、世界一の朝食として人気の「bills」の運営など、様々な事業展開をされている会社です。
TOKYO RAINBOW PRIDEでは広報協力を行っており、自社のLGBTダイバーシティにも積極的に取り組まれています。

interview

株式会社丸井グループ

日本全国で「マルイ」等の商業ビルを運営する丸井グループさんは、TOKYO RAINBOW PRIDEへの協賛の他、LGBT配慮の指標となるPRIDE指標2016でシルバーを獲得するなど、LGBTダイバーシティを積極的に進めていらっしゃいます。
LGBTだけに限らず、多様なお客様のニーズに応える企業でありたいと、様々なサービスを展開されています。

interview

まとめ

LGBTフレンドリー企業といっても、取り組み内容は様々です。
是非一度会社説明会等に足を運び、自分の目で見てみてください。