学校で起こるLGBTに関わるいじめ問題

本日は、LGBT当事者orアライによるレポートです。

東京都の渋谷区と世田谷区で同性カップルに対するパートナーシップを認める制度が導入されるなど、同性カップルへの配慮も少しずつですが進んできたような気がします。

LGBTやセクシュアルマイノリティへの理解や認識は、徐々に日本でも広まっているように感じます。
それは、テレビや新聞、SNSなどで取り上げられることが増えてきたからだと思います。しかし、それは学校などにおいてもその理解は広まっているのでしょうか。

2013年のデータによると、回答者の84%が、学校でLGBTをネタにしたからかいを見聞きした経験があったそうです。
それだけではなく、回答者の68%がLGBTであることを理由に暴力やいじめを受けており、担任の教師が加害者だったケースも12%あったといいます。
生徒・児童同士のいじめや暴力でなく、加害者が教師だったケースが12%もあることは衝撃的な事実です。

私には、小学生の妹がいます。ある日、妹とクラスの友達について話しました。
「クラスの中に、男の子だけど仕草や話し方が女の子っぽい子がいるの」と話していました。また、何人かはその子のことをからかっていると言っていました。

やはり、どんなに幼くても人の振る舞いや行動でセクシュアリティを勘付くものだと思います。これから先、多様な性があることを、妹をはじめとする今の子どもたちはどこで、いつ、だれから教えてもらうのでしょうか?
教師さえ、偏見を持っているようではこの状況は変わらないようにも思えます。