パスポートで男女どちらでもない性別を表記できる国 オーストラリアとネパールの場合

LGBT当事者の中には、性別欄において男女どちらを選ぶべきか悩んでしまうという人もいます。
今回は、パスポートの性別欄で男女以外を選べる国について紹介します。

世界初、第三の性別表記を試行したオーストラリア

2011年、オーストラリアはパスポートにおいて第三の性別表記について定めた法律を世界で初めて施行しました。

パスポート発行の際、Xジェンダーやインターセックスなど、男女のどちらでもない性別を持つ人は性別表記を「X」と表記することが可能になりました。

一方でトランスジェンダーの場合は、「X」を選ぶことはできません。
しかし、医師の診断書があれば心の性を選ぶことが可能です。

オーストラリアパスポートの性別表記については、ポジティブな意見もありますが、ネガティブな意見もあるそうです。
それは、そもそも性別を表記する必要があるのか、Xと表記することで逆に差別を助長するのではないか、等です。

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