LGBT支援団体「第3回“好き”に変はない展」を開催

日本セクシャルマイノリティ協会が主催する“好き”に変はない展が今年も開催されます。

“好き”に変はない展とは

写真やメッセージなどで“好き”の多様性を表現する展示会です。
展示会場には累計約2,000 人が訪れ、Twitterなどで広く拡散され、反響を呼びました。
2017 年は、写真家青山裕企さんの作品に加え、多くのアーティストが“好き”の多様性を表現します。

昨年の展示作品

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来場者からのメッセージ
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現在、CCC(TSUTAYA)グループのクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE(グリーンファンディング)」にて、支援者、作品を出品したい人、LGBTを応援する協賛企業を募集しています。

クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE」
https://greenfunding.jp/lab/projects/1773
クラウドファンディング実施:2016 年12 月27 日(火) 〜 2017 年2 月7 日(火) 23:59

「“好き”に変はない展」詳細
■期間:2017 年2 月14 日(火)13:00 ~ 2 月19 日(日)16:00
(※ 初日、最終日以外 11:00 ~ 19:00)
■場所:Japan Creative Arts Gallery http://jcagallery.net/
※東京メトロ日比谷線「茅場町」駅か
ら徒歩3 分
アクセス:東京都中央区日本橋茅場町3-12-9 NI ビル B1F
■入場料:無料

川崎市初LGBT にフレンドリーなイベント開催「ゲイビー・ベイビー」上映も

2016年8月に初開催し大きな反響を呼んだ川崎市初のLGBT にフレンドリーな大型パーティ企画『今めかしないと』の第2回が2017年1月13日(金)に開催されます。

LGBTフレンドリーな街、川崎市

川崎市は2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、障害者や性的マイノリティが差別されたり、社会生活に不安を感じることのない、ダイバーシティな街づくりを、“いろいろって、未来。”というブランドメッセージの元、官民一体となって進めています。

『今めかしないと』とは

日本最大のゲイタウン新宿2 丁目と深く関わりのある、様々な分野のクリエイターやアーチストたちが次々と舞台に登場する最先端のカルチャーイベントです。
アイドル・アニソン・ライヴ・ダンス・DJと子供から大人まで楽しめるイベントとなっています。

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タイトル : 『今めかしないと』 ※「今めかし」とは:現代風だ。目新しい。※古文単語
日時 : 2017 年1 月13 日(金) OPEN/START18:00~20:30(予定)
会場 : クラブチッタ (川崎市川崎区小川町5-7)
主催 : 株式会社 チッタ エンタテイメント
共催 : 株式会社 クラブチッタ
出演 : DJ JURI/PINK CRES./VIC:CESS、Hossy、おばらたかき 他
入場料 : 前売 \3,500 当日\4,000 ワンドリンク別途\500

ゲイビー・ベイビー上映も併催

今回は、2016年度「レインボー・リール東京」で絶賛された珠玉のドキュメンタリー、「ゲイビー・ベイビー」の上映も同時併催されます。
同性カップルに育てられた子どもたちの視点で同性婚家族を追った作品です。

タイトル : 『第一回 CINECITTA’レインボーシアター』
日時 : 2017 年1 月13 日(金) 18:30~ ※上映時間:85 分
会場 : チネチッタ (川崎市川崎区小川町4-1)
上映作品 : 「ゲイビー・ベイビー」
入場料 : \1000(消費税込)
主催 : 株式会社 チッタ エンタテイメント
後援 : 川崎市 / 「映像のまち・かわさき」推進フォーラム
協力 : NPO 法人 レインボー・リール東京
配給 : ユナイテッドピープル

障害者やLGBTがモデルをつとめるバリアフリー・ファッションショー

LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は「バリコレ」を紹介します。

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ファッションショーでは、すらりとしたモデルの人たちが最新の服を着こなし、堂々と歩いている姿が印象的です。
ショーに出演するモデルはほとんどが健常者、つまりマジョリティです。今回は障害者やLGBTがモデルをつとめるバリアフリー・ファッションショー“バリコレ”を紹介します。

バリコレとは

バリコレとは、以前こちらの記事でも紹介したNHKの番組“みんなのためのバリアフリーバラエティ”、バリバラが開催するイベントで、今年の10月10日に第2回が六本木ヒルズで行われました。

毎週様々なマイノリティにフォーカスして特集しているバリバラですが、バリコレでもいろんな障害や個性を持つ人たちが登場しました。

出演者

当日の様子をリポートしていたのはジャニーズJr.のお2人。非当事者の立場から分かりやすく、純粋に楽しみながらコメントしている様子が印象的でした。

出演者の中には、脚や身体に障害があるため、車いすやベッドごとランウェイに登場した方がいました。本人の服装や髪型はもちろん、車いすやベッドもきれいに装飾されていてとてもすてきでした!
生まれつきや事故で義足を使っている方が出演していましたが、義足もバリコレ使用の華やかなものになっていました!

視覚障害のある方のドレスは、色ごとに素材を替えたカラフルなドレス。もともとおしゃれの好きなモデルさんのために、デザイナーが触って楽しめるようにとデザインしたのだそうです。見えなくても楽しめるドレス、素敵ですね。

MtFで芸人のはるな愛さんは、半分が女性用のドレス、もう半分が男性用のタキシードという大胆な格好で登場しました。元男性である自分を隠すことなく受け入れながらも、女性的で美しいドレスを身にまとっていました。

バリコレの意味

見た目で分かるマイノリティの人と接するときに、人は「触れていいのかな…」とその見た目を見て見ぬふりをする方が多いそうです。

実際私にも、身体のある部分に特徴があります。それを「どうしたの」と尋ねてくる人よりも、目には入っているが気づかないふりをされる経験が多くあります。(本人はばれないように見ているようですが、見られている側は結構気づきます(笑))

今回義足のモデルの方がおっしゃっていた、「(義足の部分が)出ているなら見ていいってこと」という言葉が印象に残りました。義足の方の衣装の中には、敢えて義足の部分に視線を集めるデザインを着ている方もいました。

LGBTの人とも障害者の人とも、まるでそれをタブー視しているように当たり障りのない会話をするよりも、そこに向き合った方が関係は深まると思います。

バリコレはそのテーマ「みんなちがってみんないい」を見事に表現しているイベントでした。

演劇集団LGBTI東京が12月17日、18日に公演

メンバー全員がセクシュアルマイノリティという「演劇集団LGBTI東京」をご存知でしょうか。

2009年に活動し、舞台公演や、映像作品などの展示会等の企画&運営などを行っています。

その演劇集団LGBTI東京が12月17日、18日にクリスマス公演「PAIN-AGE」を開催します。

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私の名前はY.O.U。私には、誰にも言えない秘密がある。好きな人にも恥ずかしくて言えない。きっとあの人は、私のことをフツウだと思っているだろう。
普段は優しい幼稚園の先生をしている私だけど、このブログだけでは欲望に忠実になってもいいよね?私は本当は・・・
なんだかホント、痛いお年頃。
—病める我が身のMy Mind 2016.xx.xx.

演劇集団LGBTI東京のHPより
http://lgbti-t.jimdo.com/

前売り券はすでに完売の回もあるそうですが、当日券も若干数あるようです。
twitterにて情報が公開されているので、そちらも参考にしてみてください!

演劇集団LGBTI東京クリスマス公演「PAIN-AGE」

会場 あさくさ劇亭
12月17日15:00/19:00
12月18日13:00/17:00
前売り・予約 2,500円
当日 3,000円」

twitter
https://twitter.com/engeki_lgbti_t

生田斗真がトランスジェンダーの女性を演じる話題の映画来春公開

LGBT当事者もしくはアライによるレポートシリーズ。今回は話題の映画です。

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LGBT当事者が登場する映画作品は数多くありますが、2017年にもまたひとつ、話題の映画が公開されます。

それが、映画「彼らが本気で編むときは、」です。

母親と二人で暮らしていた、愛を知らない孤独な少女トモ。
しかし、母親が家を出てしまい、ひとりぼっちになってしまいます。

そんなトモが頼ったのは叔父であるマキオ(桐谷健太)でした。

マキオは心優しいトランスジェンダーの女性、リンコ(生田斗真)という恋人と共に暮らしています。

そこにトモが加わり、3人での生活が始まります。

それぞれの幸せをみつけるまでの60日間を描いた心温まるストーリーです。

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リンコを演じるのは生田斗真

主演は、演技力が高く評価されている生田斗真さん。

インタビューでは、「こんなに難しい役はない」と語っています。
生田斗真さんの周りには以前からLGBT当事者がおり、身近な存在だったといいます。

リンコを演じるにあたり、知人のトランスジェンダーの方などに話を聞き役作りをしていったそうです。

LGBT当事者との会話や、映画撮影を通じ、LGBT当事者が自分らしく生きるためにはまだまだ課題もあることを感じたと語っています。

また、この作品を通して、「いろんな愛の形を伝えたい」とも話しています。

LGBTの理解が広まるきっかけに

公開は2017年2月25日。

人気俳優である、生田斗真さん、桐谷健太さんの主演であることから、話題の映画になるのではないでしょうか。
この作品を通して、LGBTへの理解が広まっていくことを願います。

私自身も純粋に、この映画に魅力を感じました。公開が待ちどおしいですね。

参照
「彼らが本気で編むときは、」
http://kareamu.com/

LGBTイベント 3選 9/5~9/11

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こんにちはnijipi編集部です!
今週は9/11(日)までの全国LGBTイベント情報をピックアップします!

[東京]LGBT講座

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セクシュアル・マイノリティ理解をするための全2回の講座1回目。
自分らしく生きられる社会について考える機会に。
1回目はLGBTの基本的な知識と多様性について理解を深める内容になっています。

LGBT講座
開催日:9月10日(土)
開催時間:14:00~16:00
開催場所・会場:東京日野市中央公民館
東京都日野市日野本町7丁目5番地の23
http://kouminkan-city-hino-tokyo.jp/
入場料:無料
URL:https://twitter.com/nijiiro_tongzhi/status/765508449513811974

[埼玉]LGBT・交流会・越谷

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越谷市男女共同参画支援センターの登録団体、「LGBT越谷十人十彩」が主催する交流会です。
今回は「仕事」「就活」がテーマ。
LGBTにとって働き辛いこととは?就活はどのような想いで取り組むか?アライはどう接すればいいか?などです。

LGBT・交流会・越谷
開催日:9月11日(日)
開催時間:13:30~16:00
開催場所・会場:
越谷市男女共同参画支援センター
URL:https://twitter.com/koshigaya_toiro

[三重]三重レインボーフェスタ

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三重県伊勢市で開催されるLGBTイベント。
9月11日のメインイベントでは、パフォーマンスやライブなどが行われます。
9月10日には虹色の竹あかりが灯るイベントも。

三重レインボーフェスタ
開催日:9月10日(土)~9月11日(日)
開催時間:9月10日は18:00~21:00、9月11日は13:00~17:00
開催場所・会場:伊勢シティプラザ
URL:https://twitter.com/mieken_RF

三重レインボーフェスタで行われる、竹あかりイベント素敵ですね~(^^)♪
その他のイベントもカレンダーにまとめ中です!
LGBTイベントカレンダー

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tommie
関西外国語大学卒、LGBTアライ。
nijipi編集長。イベント&エンタメ系担当。趣味はアイドルのおっかけ。

「Kinky Boots」「プリシラ」ミュージカルで描かれるドラァグクイーンの生き様

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KinkyBoots公式サイトより

近年、ドラァグクイーンたちが活躍するミュージカル作品が数多く日本へ上陸し、話題を集めているのをご存じでしょうか。
ドラァグクイーンの起源は、男性の同性愛者が性的指向の違いを超えるための手段として、ドレスやハイヒールなどの派手な衣裳を身にまとい、厚化粧に大仰な態度をすることで、男性が理想像として求める「女性の性」を過剰に演出したことにあるといわれています。

近年ではパフォーマンスや趣味として異性愛者(ストレート)がドラァグクイーンとなることもあります。しかし、やはりゲイ文化の一環として生まれた異性装の一つであるため、ゲイやバイセクシュアルのドラァグクイーンが圧倒的に多いです。

ドラァグクイーンが登場する作品の中には、セクシュアリティを考えさせられるテーマも多く、LGBTを知る・理解するきっかけにもなります。
では今年日本に初上陸した2作品をご紹介します。

ブロードウェイミュージカルKinky Boots

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KinkyBoots公式サイトより ※日本版

ドラァグクイーン用のブーツを作る物語と一言で言ってしまうことも出来ますが、家族へのカミングアウトやその後の葛藤なども描きながら、明確なメッセージ性を持った作品です。

ドラァグクイーンのローラは、女性に憧れを持ち、自分自身を女性の鏡であると語ります。彼女は、彼女に差別意識を持つ男性に、「ありのままの他人を受け入れろ」というメッセージを残します。彼女の言葉と存在が、周りの人々の認識を変えていきます。
ミュージカルならではの歌とダンスの迫力も満点、フィナーレでは誰もがハッピーになれる作品です。

劇場で配布されるアンケート用紙の性別欄には、劇中のセリフを引用し「どちらか決めかねている貴方」という項目が。
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ブロードウェイミュージカルKinky Boots アンケート用紙の一部

ブロードウェイミュージカルKinky Boots

日本版
~2016年9月4日(日) 東急シアターオーブ (東京都)
http://www.kinkyboots.jp

来日版
2016年10月5日(水)~2016年10月30日(日) 東急シアターオーブ (東京都)
http://w1.onlineticket.jp/tkt13/main.jsp?prm=U=14:P2=184888:P3=0003:P6=603:P10=10:P1=0005

ミュージカル「PRICILLA」

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プリシラ公式サイトより

今年の12月に日本での初上演が予定されている作品で、原作は1994年製作のオーストラリア映画です。
この作品の主人公は3人のドラァグクイーン(妻と息子のいたティック、夫を亡くしたばかりのトランスジャンダーのバーナデット、若くて美しいが生意気なアダム)が出会い、1台のバス「プリシラ号」で砂漠を横断する旅に出る物語です。
映画では、行く先々での酷い差別や偏見、家族との再会や新しい恋人などドラァグクイーン達の人生の一部をその美しい姿とともに見ることができます。
この作品のミュージカル版を日本で上演するのは今回が初めてで、美しく力強く生きるドラァグクイーンの姿は、見るものに感動と勇気を与える作品になるに違いありません。

ミュージカル「プリシラ」

2016年12月8日 ~12月29日
日生劇場
http://www.tohostage.com/priscilla/index.html

ミュージカル作品で描かれるドラァグクイーンたちは、パワフルで美しく、そして繊細な心を持ち合わせています。
そんなドラァグクイーンたちの生き様に触れることで、なんだかパワーがもらえるような気がします。
どちらもハッピーで気持ちが上がるミュージカルです♪是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか(^o^)!?

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関西外国語大学卒、LGBTアライ。
nijipi編集長。イベント&エンタメ系担当。趣味はアイドルのおっかけ。