LGBT就活生は誰に就活相談してる?

LGBT就活生には、セクシュアリティに関わる悩みや不安を感じる人もいます。

悩みや人それぞれ違いますし、セクシュアリティによっても異なります。

選考でカミングアウトすべきなのか?
性自認の服装で就活しても不利にならないか?
できればLGBTに理解ある職場で働きたい。

そんなとき、みなさんは誰に相談しますか?
一人で考えていると、どうしても気分が落ち込んでしまったり、視野が狭くなったりしてしまうことがあります。
できれば、LGBTに理解があり、就活についてもアドバイスしてもらえる人に相談できればとてもいいですよね。

一般的に、就活相談は先輩や学校の就職課に相談する人が多いのですが、LGBT就活生に話を聞くと身近に相談相手がいないという人が少なくありません。
理解されないのではと不安で、セクシュアリティのことまでは話せず、本当に相談したかったことまで相談できなかったというものです。

LGBT専門の就職相談会

nijipiを運営するNijiリクルーティングでは、そんなLGBT就活生のための、個別の就職相談会も実施しています。

LGBTに理解があるキャリアアドバイザーと1対1の相談会なので、周りの目を気にせることなく相談ができます。
なかなかWEB検索などでは見つけられない、LGBTフレンドリーな企業の紹介も行っています。

LGBT就活生なら誰でも無料で利用できるので、是非問合せしてみてください。
https://nijipi.lgbt/eventpickup/2849

LGBT就活・トランスジェンダーは服装や性別欄どうしてる?

LGBT就活、今回は「トランスジェンダーは服装や性別欄どうしてる?」です。

nijipiを運営するNijiリクルーティングでは、LGBTの方の就活相談も行っています。
相談内容で多いのは、服装や性別欄の質問です。

入社後どんな働き方をしたいかがポイント

性自認の服装で就活をしてもいいのでしょうか?という質問をたくさん頂きます。

企業によって対応は様々ですが、ポイントは入社後どんな働き方をしたいか、ではないでしょうか。
LGBT就活生の先輩に聞いた事例をいくつか紹介します。

・戸籍も変更しているので、カミングアウトしなければトランスジェンダーであることはわからない。
カミングアウトすることで、変に意識されるのもいやだったので、カミングアウトせずに就活し、今後もカミングアウトの予定はない。

・最初は「受け入れてもらえないのではないか」と不安で、カミングアウトできず身体の性の服装で就活をしていた。
ただ、やはり本来の自分らしさを出せず、自ら壁を作っているように感じたので、勇気を出して性自認の服装で就活するようにした。
履歴書の性別欄には〇をせず、備考欄にトランスジェンダーであることを書いた。

・就活ではカミングアウトしなかったが、入社前に人事担当者に話した。ありがたいことに受け入れてもらえ、どのような配慮が必要かを聞いてくれた。

まとめ

カミングアウトをする場合は、最初は不安だったという人も多いです。
そんなときに、LGBTフレンドリーであることが事前にわかっていたら安心ですよね。

まだまだ社外にLGBTフレンドリーを発信している企業数は多くはないのですが、徐々に数は増えてきてはいます。
Nijiリクルーティングとしても、そんな企業を増やそうと、LGBTフレンドリー宣言を募るなど、日々活動を行っています。

LGBTフレンドリー企業一覧も是非参考にしてみてください。

セクハラ指針改訂でLGBTも対象に。LGBTフレンドリー企業は増える?

LGBTの就活生にとって、企業がLGBTフレンドリーであるかどうか(理解や配慮があるか)は企業選びにおいて気になるポイントではないでしょうか。
今年1月、企業のLGBTフレンドリーへの意識が一層高まる動きがありました。
それが、厚生労働省の「セクハラ指針」の改定です。

これまでLGBTは対象として明記されていませんでしたが、職場でLGBTへの差別的な言動があれば、「セクハラ」となることが明記されるようになりました。

また、従来より、職場におけるセクシュアルハラスメントについては、被害者の性的指向や性自認は問わないものであるが、それが周知徹底されていないとの声が近年多くなっている。
これを踏まえ、被害を受ける者の性的指向や性自認にかかわらず、これらの者に対する職場におけるセクシュアルハラスメントも、セクハラ指針の対象となる旨を明確化する改正を行うこととする。

事業主が職場における性的言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針の一部を改正する告示案について【概要】
雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課より抜粋

この指針において、「性的指向」「性自認」と明記されたことで、セクシュアルマイノリティの問題が雇用管理上で大きな課題となります。
企業には以前からセクハラに関する相談窓口の設置が義務付けられていましたが、この相談窓口にはLGBTに関する相談にも応じることが求められるようになります。

LGBTダイバーシティの推進が企業課題になることで、LGBTフレンドリー企業はさらに増えていくのではないかと予想されます。
今後、nijipiでは具体的にLGBTフレンドリー企業の紹介も行っていく予定です。

「LGBT就活」LGBTフレンドリー企業は本当にLGBTに理解があるの!?

LGBT当事者orアライによるレポート。今回はLGBTフレンドリー企業についてです。

LGBTフレンドリーです!と謳う企業は、うれしいことに続々と増えてきています。
しかし、単純に喜んでいていいのだろうか、という問題があるのも確かです。今回は就活におけるLGBTフレンドリー企業です。

「LGBTフレンドリー」と聞いて受ける印象

最初は企業の外、つまり学生や消費者目線として「LGBTフレンドリー」ときいた際の印象について考えます。

LGBT当事者かそうでないかによって受ける印象は違ってくるかと思いますが、当事者として受ける印象としては「安心して働いていけそう」、「寛容」など、いい印象を受けるかと思います。

当事者ではない人がきいても、「LGBTについて理解があるのであれば、色々なことに寛容なのだろう」と感じるかと思います。
もちろん人によって受ける印象は様々だろうかと思いますが、悪い印象よりもいい印象を受けることの方が多いかと思います。

企業側としてのメリット

企業がLGBTフレンドリーを謳う意味については、以前の記事で紹介しています。(参考:LGBTフレンドリーを企業が謳う意味
LGBTからもそうでない人からも売り上げが伸びるというデータに加え、雇用が拡大するというメリットを紹介しました。

ホームページ上などでLGBTフレンドリーであるという旨を明記することで売り上げが伸びるのであればそのメリットはかなり大きいかと思います。

NEXT どうやって就活でLGBTフレンドリー企業を選べばいい?

就活生のためのLGBTフレンドリー企業の紹介

リクナビ、マイナビなど大手就職情報サイトの2018卒採用情報が解禁され、就活もピークとなってきました。

会社選びの基準は人それぞれですが、「LGBTに理解があるかどうか」が気になるというLGBT就活生も多いのではないでしょうか。
今回は、nijipiインタビューに登場して頂いた3社を、LGBTフレンドリー企業として紹介します。
いずれもの会社もLGBTだけではなく、多様なバックグラウンドを持った人が働きやすい環境を整えることに力をいれていますので、是非参考にしてみてください。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

アメリカで誕生したスターバックスさんの日本法人です。
創業以来、多様性を尊重する文化があり、LGBT当事者の方もたくさんご活躍されているそうです。
2017年1月より同性パートナーシップ制度を導入されたことも話題となっています。

interview

株式会社サニーサイドアップ

PR会社であるサニーサイドアップさんは、元プロサッカー選手の中田英寿さんのマネジメントや、世界一の朝食として人気の「bills」の運営など、様々な事業展開をされている会社です。
TOKYO RAINBOW PRIDEでは広報協力を行っており、自社のLGBTダイバーシティにも積極的に取り組まれています。

interview

株式会社丸井グループ

日本全国で「マルイ」等の商業ビルを運営する丸井グループさんは、TOKYO RAINBOW PRIDEへの協賛の他、LGBT配慮の指標となるPRIDE指標2016でシルバーを獲得するなど、LGBTダイバーシティを積極的に進めていらっしゃいます。
LGBTだけに限らず、多様なお客様のニーズに応える企業でありたいと、様々なサービスを展開されています。

interview

まとめ

LGBTフレンドリー企業といっても、取り組み内容は様々です。
是非一度会社説明会等に足を運び、自分の目で見てみてください。

自分の会社をLGBTフレンドリーに変えていく

LGBT当事者orアライによるレポート。今回は「自分の会社をLGBTフレンドリーに変えていく」です。

LGBTフレンドリーな企業が増えてきたとはいえ、まだまだその数は多くありません。
企業をフレンドリーに変えていくにはどうすればいいのでしょうか。社外の研修をしている団体などがきっかけで変わることもありますが、社内の声がきっかけで変わることもあります。今回は社内からどのように会社を変えていくかを紹介します。

最初からLGBTフレンドリーの企業はない

LGBTに関する事業を行っている場合を除き、設立当初からLGBTに対して寛容である企業はほとんどないかと思います。
社長や社員個人で偏見がないという場合でも会社として何か打ち出していたり、規則を設けていることはありません。
現在LGBTフレンドリーであると言われる企業も最初からそうであった訳ではなく、何かきっかけがあって変わったのです。

きっかけは何でもいい

会社が変わっていくためのきっかけは、小さいことから大きいことまで本当に何でもいいかと思います。一番多いパターンはLGBT当事者(特にトランスジェンダー)の人が入社して、既存の制度を変えていくということでしょう。社内に困っている社員がいるというのは、会社として対応しなければいけないという緊急性が高いです。

匿名で大丈夫な相談窓口があれば、直接訴えることが一番でしょう。他にも、LGBTの話題をきくことは最近増えてきていますので、相談はしなくても自分の周りから徐々に話題を広げていくこともできるかもしれません。

NEXT LGBTフレンドリー企業にするためには?

LGBTであることをカミングアウトされた時の対応(職場編)

LGBT当事者orアライによるレポート。今回はLGBTであることをカミングアウトされた時の対応(職場編)です。

今後どの範囲にカミングアウトするのかを聞く

これは友人にカミングアウトされた際と共通です。例えば、仕事における悩みを打ち明けられる人事部の一部のみに相談し、今後社内では隠し続ける場合もありますし、まずは部署内でカミングアウトし、いずれは社内全体に伝えるつもりかもしれません。
これはカミングアウトをされた立場として、把握しておかなければならない点です。

特別扱いしない

カミングアウトをする前と後で、態度を変えてはいけません。相手は以前と変わらない社員です。上司や役員として、冷遇することも優遇することもする必要はありません。カミングアウトをした側は、何か特別扱いをしてほしくてしたわけではないと思います。
以下で述べますが何か配慮が必要な場合は別として、今まで通り接することが必要でしょう。

会社、社員としてできることを聞く、考える

カミングアウトをした際に、何か特別な配慮を望んでいる場合とそうでない場合があるかと思います。また、カミングアウトをされた場合の役職によっても、相手のためにできることは変わってくるかと思います。
LGBTに対する配慮としては、以下のようなものがあげられるかと思います。

・結婚や恋愛など、異性愛を前提としない(配偶者手当などの制度の見直し)
・トランスジェンダーの場合、ジェンダーフリートイレや更衣室の設置
・男女によって異なる制服や業務内容がある場合は、見直し

もちろんすべてをすぐに実行できる訳ではありません。当事者と話し合いつつ進めていくのが理想だと思います。
設備や制度ではなく意識の問題を変えていくことは、すぐに始められることです。
また当事者から要望があってから見直すだけではなく、非当事者も常に何か問題はないかを考えていくことが必要だと思います。

最後に

職場でのカミングアウトについては、する必要がないと割り切っている人も多くいます。
それでも、その人がカミングアウトをしてきた意味はなんでしょうか?人それぞれではあるかと思いますが、何か望んでいることがあるからだと思います。
仕事とプライベートは分けるという考え方はありますが、会社でも人と人とのコミュニケーションは不可欠です。
カミングアウトされたら、それを機にさらに良好な関係が築けるといいですね。

営業職はキツイ?? 営業職スタートの理由とは? 就活ノウハウ講座

前回の記事では、営業職の種類について紹介しました。
今回の記事では営業職をやるにあたっての具体的な内容について紹介します。

営業=キツイ!?

驚くことに、マイナビの調査によると大学生のおよそ9割が、営業の仕事をやりたくないというアンケート結果が出ています。
(出典:学生の窓口https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/34715)

営業という言葉をきいて、断られることが多くて精神的に辛そう、やノルマに追われて大変そう、などのイメージが持たれているようです。

新規営業に関しては、実際に契約に至るのは本当の数件で、多くは断られることは実際にあります。またノルマですが、これは全ての企業で設定されているわけではないので、個別にしっかりと確認しましょう。

営業の楽しいこと

実際に辛いこともある営業職ですが、やりがいを感じられる瞬間ももちろんあります。、BtoBかBtoCかに関わらず、新規では契約が成立した瞬間が一番喜びを感じられるでしょう。

また、電話や直接会うことで顧客と接する機会が多い職種ですので、契約の成立に関わらず、人としての魅力を評価してもらえることがあります。
全く同じ商材を提案しにきた人でも、愛想のない暗い営業と明るく説明のわかりやすい営業、どちらから購入したいかは一目瞭然ですよね。
自社の外での出会いの数が圧倒的に多いため、その出会いをやりがいにしている人もいるようです。視野を広げるという意味ではとても有意義です。

NEXT なぜ、営業職からスタートなのか?

LGBTと営業職 就活ノウハウ講座

就職活動において、志望する業界を探すことは多くの学生がはじめにやっているかと思います。次に、企業に実際に入って行う職種について考えることが必要です。
今回は、多くの新卒学生が最初に就くことになる営業職について簡単に紹介します。

営業職とは

一口に営業職と言っても、その内容は非常に多岐にわたります。一言で言えば、自社の商品やサービスの購入を相手に薦める仕事です。
営業が扱う商品(商材と呼びます)は様々です。メーカーであれば形のある財がほとんどですが、サービスを商材とする営業職も多くあります。

営業職がある業界

営業職は、一部の公務員などの特殊な場合を除いて、全ての業界で経験することができます。
現在では自社で営業職を設けずに、営業代行の他社に委託している企業もあります。
また、求人情報では営業職募集と書いている場合よりも、総合職という枠で書いてある場合が多いです。営業職も総合職の中に含まれるので、総合職で入社してから営業を経験する場合が非常に多いです。

営業職の種類①法人と個人

営業職に関わらず、ビジネス用語でBtoB(ビートゥービー)とBtoC(ビートゥーシー)という言い方がよくされますが、営業職もこの2種類で分けることができます。

BtoB、つまり企業に対して営業をする場合は法人営業と呼ばれます。オフィスで使うデスクや文房具、パソコンなどを提案する場合もあれば、採用サービスやセミナー等の契約を提案する場合もあります。

契約が相手企業のグループ全体などで成立すれば、額としてとても大きなものになります。チェーン店などで店内の設備や制服、BGMが統一されているのは、一括で契約している会社の商品を使用しているためですね。

BtoC、つまり個人のお客さんに対しての場合は、セールスマンという言葉が一般的です。家にセールスマンが来たことのない方はおそらくいないのではないでしょうか。

当然ですが、BtoBに比べて営業先の件数が多くなります。個人の購入を個人に対して提案するため、契約までの意思決定が非常にシンプルです。相手が「欲しい」と思うような提案ができるか、これが一番のポイントになります。

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「趣味」欄のNGワードってある??就活ノウハウ講座

履歴書にある趣味欄、困ったことがある方も多いのではないでしょうか。
大学でサークルや部活に所属していなかったので書くことが何もない…、趣味はあるが、とても人に言えるようなものじゃない…、など。
今回はそんな悩みの多い趣味欄の書き方を紹介します。

受けのいい趣味、悪い趣味

趣味がきちんとあると言える人でも、「履歴書にこんなことを書いたら、印象が悪くなってしまうのではいか…」と悩む方もいるかと思います。ではこの欄では面接官にとって印象のいい趣味を書くべきなのでしょうか?

答えはNOです。次で詳しく述べますが、ここでは趣味が何であるかは重要ではありません。
もし面接官と共通の趣味を書いていたとして、その場で話のタネとして盛り上がるかもしれませんが、採用につながるかと言われると微妙でしょう。

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