現在では何かに登録する際、性別欄は男性か女性のどちらかの選択を求められることが多いですよね?
しかし、その流れが少し変わってきたのかもしれません。
記憶に新しいと思われるのが、フェイスブックでの性別欄です。
50あまりの選択肢の中から自分に合うものを選んで性別をカスタマイズできるようになりました。これによって、自分自身のアイデンティティを表現しやすくなったように感じます。
アメリカのハーバード大学ではジェンダー・ニュートラルが広まってきているようです。
大学での登録の際、HeやSheではなくどちらにも当てはまらない“Ze” を選択できるようにしたそうです。
そして、その結果すでに4000人以上がZeを用いて登録しています。これは全生徒の約1パーセントに当たります。
アメリカでは同じような動きをさまざまな大学で行っています。
例えば、オハイオ大学ではハーバード大学のようにジェンダー・ニュートラルな性別を選択できるようにして、ボストン大学でも同様に新たな性別を作るか検討しているといいます。
また、ニューヨーク大学では7つの性別を選択できるようになりました。
では、日本ではどうでしょうか?
そのような新たな性別欄を設けた大学は無いと思います。大学でジェンダーについて学ぶ機会を積極的に与えているところもあるように感じますが、具体的に性別欄を変えるなど具体的な動きにまでは発展していないようです。
まだまだ、学校生活において自分のアイデンティティを表せないまま、男女という狭められた環境で過ごしている学生も多いのです。これから、アメリカの大学のように新たな性別欄を設けたりセクシュアルマイノリティにも配慮するようになると良いですね。
参考URL
http://www.cnn.co.jp/tech/35043883.html