芸能界のLGBTについて

自分がLGBT当事者と気づいたきっかけやカミングアウトについて、みなさんもテレビでよく目にするLGBT当事者である芸能人を紹介します。

カズレーザーさん(メイプル超合金)

バイセクシャル(両性愛者)であることをカミングアウトされていて、過去には男性・女性との交際経験があります。

カズレーザーさんがバイセクシュアルになった初めのきっかけは高校3年生の頃。その頃の担任教師がバイセクシュアルであることをカミングアウトしたことをきっかけに関心をもつようになりました。その後20歳になったカズレーザーさんは、ゲイの友人からの誘いもなんの抵抗もなく受け入れられたことが最大のきっかけだったと本人は語っています。

高校3年生の頃の担任のカミングアウトを経験していなければ、こうしてカズレーザーさん本人が自分自身の本当の性別に気付くこともカミングアウトをすることもできなかったかもしれません。

はるな愛さん

はるな愛さんは自分の性別について断言はしておらず、ニューハーフでも、女装家など様々なカテゴリーがある中で、どのカテゴリーにもあてはまらない人でいたいと語っています。

物心がついた幼稚園の頃から、ままごとや人形遊びが好きで、野球好きのお父さんからよく「男はこっちで遊べ!」といってグローブとボール、バットを渡されていました。

小学校、中学校と自分の心の変化には気付いていたものの、親からの「男らしくあれ!」と言われていたり、しぐさや言葉遣いが女っぽいと学校でいじめられていたりとなかなか自分の心に素直になれず、初めて父親にカミングアウトできたのが高校生になってからのことでした。お父さんは「後悔のないようにしろ」と。しかしお母さんの反応は真逆で、しばらくの間口をきいてくれない日々が続いたそうです。

みなさんもご存知の通り、テレビで活躍するようになった今はお母さんにも十分理解してもらっているようです。

最後に

性にはたくさんのグラデーションがあって、どんな人にも男性らしい部分や女性らしい部分があります。もちろんそれだれではないと思います。何よりも自分が自分自身の何を大切にしたいか。どうすれば自分らしくあれるか。それが大切で、それが自分らしく生きることにつながるのではないでしょうか。そして、セクシュアル・マイノリティのない方たちも、もっと理解を深めることが大切だと思います。