IT業界を研究する 就活ノウハウ講座

就活を受ける際、業界研究は志望する企業を選んでいくために必要です。数ある業界の中から、今回はIT企業について紹介します。

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IT業界の業界規模は増加傾向

IT業界の業界規模は、増加傾向にあります。
リーマンショックや東日本大震災、景気の低迷などで、長らくIT投資を先送りしていた企業が、再び投資を再開する動きが見え始めています。こうした動向を受け、IT業界の業績も回復基調にあります。

IT業界とは

IT業界は大きく分けると、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、ネット業界、情報処理サービス業界に分けることができます。
以下はこの4つについての説明です。

→page2 IT業界の4つのカテゴリーとは?

業界研究のコツ 就活ノウハウ講座

就活を行っていく中で必要なことは自分を知ることと、企業を知ることです。
今回は、「業界研究」についてのコツをご紹介していきたいと思います。たくさんある企業の中から自分に合った企業を見つけ出していくためには、まず会社を知ることが必要です。

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業界研究の方法

会社説明会に参加

少しでも興味のある会社や業界の会社説明会には参加してみましょう。
インターネットに載っていない情報を得られる良い機会になると思います。また、実際に社員や人事担当の人と話ができるかもしれません。また、学生同士で交流できるとおもうのでためにもなると思います。

情報収集

会社や業界の流れが現在どう動いているのか把握しておく必要があります。
この流れは、常によく変化していきます。情報を知っておくことで説明会やセミナーなどの時に有効であったり、自分の知識が増えて良いと思います。

積極的になる

就活を通して初めて関わる人が増えると思います。その中で、たくさんの人と話をして交流をしてみたり、説明会などさまざまな学生や企業が集まる場に参加するなど積極的に行動してみると、予想していたよりも多くのことを得られるかもしれません。
いつまでも受け身のままでは自分に得な情報も得られずに終わってしまいます。

就活サイトを使いこなす

今や就活専門サイトは数多く存在します。そして、それらはそれぞれ特徴を持っています。やみくもにいくつも登録しても利用しないサイトも出てきてしまうと思うので、その特徴を見つつどのサイトが一番自分が使いやすいか、選んでみましょう。そして、そのサイトをとことん使いこなしてください。

業界研究を行う際に気を付けるべき点は、業界に対する先入観や固定観念を無くしてみることです。
さまざまな情報や人に触れてみると違った見方ができて、興味や関心が変わるかもしれないし、逆に深まるきっかけになるかもしれません。

自分がどのような業界で働いていきたいかをはっきりさせるためには、業界を知ることが大切です。
また、今人気がある企業を選ぶなど周りに流されるのではなく、自分が将来性を見いだせる企業や業界を選ぶようにしましょう。まずは、業界を絞っていくと企業選びもスムーズに行えると思います。

自分がどんな職場でどういう風に働きたいかを考えつつ、業界の情報を比較して検討してみると良いでしょう。

参考URL
http://www.syukatu.org/gyoukai.html
http://job.mynavi.jp/conts/2018/zukan/

本音が聞ける!?OB・OG訪問 就活ノウハウ講座

就活ノウハウ講座シリーズ、今回はOB・OG訪問についてです。

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就活を行う上で悩みや不安はたくさん生じてくると思います。しかし、一人で解決できることは限られてきます。そのため、誰かに相談することが必要だと考えます。
そして、その一人としてOBやOG訪問をして聞いてみるのもいいと思います。今回はOB・OG訪問についての情報をご紹介していきたいと思います。

なぜ訪問した方がいいのか

企業で働く先輩社員の話を聞くのがOB・OG訪問です。
実際に、企業に入ってどのような仕事をしているのか、その企業の雰囲気や、就活におけるアドバイスをしてもらうことです。

マイナビのアンケート調査によると、約半数の大学4年生がOB・OG訪問のメリットとして「人事担当に聞けない情報(本音)が聞ける」と回答していました。
また、企業の雰囲気などは入社した社員でないと分からないため、気になって質問してみる学生が多いようです。

連絡を取る方法

・学校のOB・OGリストを見て電話する
・友人・知人・家族から紹介してもらう
・所属ゼミ・部活・サークルなどの先輩に依頼する
・企業の人事担当者に紹介を依頼する
・学校の就職課(キャリアセンター)や指導教官(教授など)に紹介を依頼する

など、話す相手を探す方法はいろいろあります。
また、連絡を取る際にはメール・手紙・電話など手段はありますが、どの手段においても礼儀正しくマナーを守りつつ連絡を取ることが大切です。

何を聞けばいいのか

訪問した際にはホームページや会社説明会で聞けないことを聞くことになります。よって聞いておきたいことや気になることを事前にまとめて準備しておく必要があります。

・職場の雰囲気(人間関係・上下関係)
・仕事内容(どんな仕事をしているのか)
・就職活動について(スケジュール・やっておいた方がいいこと・一番苦労したこと)
・試験内容について(面接の方法・質問・筆記試験・注意すべき点)
など

OB・OG訪問時には、先輩だからと言ってなれなれしく話したりせずに、マナーは守って感謝の気持ちを持って会いに行くようにしましょう。
また、話を聞き終わったらお礼の手紙やメールなどを送った方がよいです。
大学時代にサークルやクラブなどに所属していなかった人は、先輩がいないからと言って諦めてしまうかもしれません。ですが、キャリアセンターやサイトを見てみると先輩社員から話を聞くことはいくらでもできます。
疑問点や不安な点を解消するためにもOBやOGに話を聞いてみるのもいいかもしれません。

「自己分析」が必要な理由とは? 就活ノウハウ講座 

就活ノウハウ講座シリーズ、今回は就活の先輩が教える自己分析についてです。

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自己分析の意味

多くの学生が就活を始める際に、何から始めたらいいのか分からないと思います。
しかし、まず自分自身を見つめなおし、振り返ってみることが必要です。

面接では、面接官にいかに自分をアピールできるかが問われます。
自分が何に関心があるのか、どういう性格で、どういうふうにその会社で働いていきたいのか、はっきりと伝えられなければなりません。
自己分析は就活を始めていくうえで、最初に行わなければならないことです。

自己分析の流れ

自己分析をするにあたり、まず、自分の過去・現在・未来と順に追って振り返ってみましょう。

初めに、過去を振り返る点として、今までの学校生活において何を積極的に取り組んできたのか、何を苦手・得意だったか、どんな部活やサークルに入っていたかを考えてみましょう。

そして、現在は、何に今一番興味・関心があるのか、何に努力しているのか、今の自分を振り返ってみてください。
「今の自分はこうである」と明確に内面を語れるように、価値観や考え方を定めておく必要があります。

最後に、未来の自分を考えてみましょう。これから、職場でどのように働いていきたいのか、もし就職したらどんな人になりたいのか、将来や理想を想像してみてください。

自己分析のポイント

自己分析を行うのは、自分の今まで歩んできた道を振り返るいい機会だと思います。
また、いろいろな人生の出来事を思い出してみることで、自分の良いところやアピールできるところをたくさん見つけられます。

また、自己分析をするときには主に自分で考えることが必要ですが、友達や家族、恋人など第三者にあなたのことを聞いてみるのもいいかもしれません。
そうすることで客観的にどう思われているのかが分かって、参考になると思います。自己分析は、面接・自己PR・業界研究・ES(エントリーシート)対策・職種研究など就活におけるさまざまな過程において関わってくる大事な軸だと考えてください。自分なりに紙に書いてまとめてみたり工夫してみるのもいいと思います。

また、自己分析は就活するにあたって繰り返し行っていきましょう。

最後に

自分らしく働いていけるように、まずは自身のことを明確に理解して相手に伝えられるようにしていきましょう。
また、自己分析だけをやりすぎて企業研究や職種研究を怠らないように気を付けてください。あなたの個性や価値観を初対面の相手に上手く伝えるのは難しいと思いますが、自己分析をしっかりと行っておけば問題ありません。しっかりと自己分析を行うことが就活における第一歩になります。

参考文献:獨協大生のための就活応援ブック

就活ノウハウ講座 就活の先輩が教える「自己分析」

就活ノウハウ講座シリーズ、今回は就活の先輩が教える自己分析についてです。

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18卒の大学生の方の中には、夏にインターンや説明会に参加した方もいたかと思います。夏休みには何もしていない…というあなたも、授業で忙しい時期でもできる準備は進めておきましょう。

今回は企業選びや業界研究などよりも私がまず一番にやってほしいこと、自己分析の方法について簡単にお伝えします。

過去の体験を思い出そう

「あなたの長所は?」「得意なことは?」

いきなり聞かれてもぱっと答えるのは難しいです。さらに面接時には、それらの質問の際、“具体的なエピソードを用いて”説明してくださいと言われることもあります。何も根拠がないのに、「リーダーシップがあります」と主張されても信じることは難しいですよね。

私は最初に、幼稚園や小学生時代から大学3年までの自身の出来事を振り返り、思い出せるものを全て書き出してみました。
何かの大会で入賞したことや入試など具体的なこともそうですが、友達と旅行した、初めて恋人ができた、など覚えていることはとにかく書き出しました。

ここでは、理由などは特に考えずなるべくたくさん書き出すことをおすすめします。些細なことでもエピソードとして使えるかもしれないので、とにかくリストアップしてみてください。

共通点を考えてみる

ここが一番難しいところかもしれません。
書き出した体験はあなたが主体的に行ったものと外部の要因で体験することになったこと、2つに分けられるかと思います。

就活では自分自身で自発的に動いて体験したエピソードの方がいいとされます。でないと、何かが起こってからしか動けない受け身の人間であると判断されてしまう可能性があるからです。

自発的に動いた体験を見て、なぜ行動を移そうと思ったのかを思い出してみてください。
すべての体験で共通することはないかと思いますが、同じ理由で行動したことがきっとあるはずです。例えば、「面白そうだったから」「誰かに恩返しをしたかったから」など。
これを見つけることができればあと一歩です!

どう自己PRするか考えてみる

今までの自身の体験から、自分がどのような理由で行動を起こすのかが多少わかったと思います。それはあなたの長所かもしれないし、短所かもしれません。

「面白そうだったから」行動した人は知的好奇心が強く、フットワークの軽い人、しかしもしかしたら計画性がなく後先考えずに行動してしまうことがあるかもしれません。

もちろん上は一例に過ぎません。自身の体験をどう解釈し説明するかも含めて個性だと思いますので、是非自分の言葉で説明できるように考えてみてください。

周りの人に積極的に頼ろう

自己分析がある程度できたら、家族や友達など周りの人にきいてもらいましょう。
自身で考える前に他人にきくのは、失礼にあたります。少々恥ずかしいですが、そこで同時に自分の印象もきくことで、自分で自分をどう思っているかと、周りにどう見えているのかのギャップに気づけるかもしれません。

大学のキャリアカウンセラーや就職応援企業のアドバイザーなど、就活のプロの意見をきくこともおすすめです。面接官の視点から、より具体的なアドバイスをもらえるかと思います。

まとめ

自己分析というと、「私は特にすごい経験も何もないし、特徴なんてない…」と悩む方が多いです。しかし上で確認したように、何かすごい経験がなくてはならないなんてことはありません。些細な出来事でもそれを考え直してみることで、自分が見えてくる材料になりますよ。

分かっているようで分かっていないのが自分のこと。何か特別な用意が必要なものでもないので、今の時期から始めていきましょう。

就活ノウハウ講座 就活に有利!?「インターンシップ」

就活ノウハウ講座シリーズ、今回はインターンシップについてです。

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2016年3月卒業予定の先輩たちに、企業の採用広報解禁前にやっておくべきことの第2位に「インターンシップへの参加」が挙がりました。

また、2016年3月卒業予定者のじつに73.7%がインターンシップに参加していました。(日経就活ナビ、学生就活モニター調査)

この結果からもわかるようにインターンシップへの参加は今、就活を行う上で当たり前となりつつあるのかもしれません。

インターンシップのメリット

業界や企業を知る

インターンシップを行うことで企業や業界についての知識が増えます。そうすることで、どの業界が自分に向いているのか、どういう企業で働いてみたいかが想像しやすくなります。

そして、興味のある企業や業界でインターンシップできればより現実的に考えを深められるでしょう。
また、「働く」ことの意味やそもそも「社会人になる」こととは何なのかが見えてきます。

不安解消

就活や社会人になることに不安を抱える人も多いと思います。仕事内容だけでなく、職場での人間関係に悩まないかと心配になることもあるでしょう。

インターンシップに参加してみると社会人・就活の先輩たちがたくさんいます。その先輩たちに積極的に相談して、自分へのアドバイスをもらうことができます。

具体的に将来を考えられる

インターンシップに参加することでこれから、どうしたいか何をすべきかがより具体的に分かってきます。

入社してみて、「やっぱり思っていたのと違うな」となることもあるかもしれません。それを防ぐためにも、気になる企業が定まっているのであればその企業のインターンシップに参加することは大切です。

就活対策をする

インターンシップに参加したいと思っても、履歴書を書いたり面接を行ったり選考が合ったりする場合があります。早い段階で、ESや履歴書の書く練習や面接に慣れることができます。

まとめ

参加するかどうかは自分次第ですが、得られるものは多いかもしれません。

インターンシップは長期と短期があります。また、企業によって開始する時期も異なっていたりどれくらいの期間で実施するかも異なります。
また、1日だけのインターンシップもあるので誰でも気軽に参加できるものもあります。自分の予定に合わせて参加してみると就活に役立つかもしれませんね。

これからの時期だと、秋冬開催のインターンシップもたくさんあります。冬休みなど長期休暇を有効に活用するためにも参加してみてもいいかもしれません。

LGBT学生のための個別就活相談会開催

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株式会社Nijiリクルーティングでは、LGBT※の学生さん向けに個別就活相談会を開催します。
相談会当日は、LGBTの知識と理解のある専門のキャリアカウンセラーが、個別にLGBT学生さんのお話を聞き、就活のアドバイスを行います。

※LGBTについて
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアルマイノリティの総称として使用しています。
セクシュアリティは、LGBTだけではなく、非常に多様です。また、セクシュアリティに対する考え方、状況などもひとりひとり異なります。
Nijiリクルーティングでは、学生さんひとりひとりの声に耳を傾け、不安や悩みの解消に少しでも役立てるよう努めています。

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個別就活相談会開催の背景

・セクシュアリティが選考に影響するのでは?と不安…
・できればLGBTフレンドリー企業に就職したい
・性自認の服装ができる職場で働きたい
・自分にはどんな仕事が向いているのか相談したい…

Nijiリクルーティングでは、これまで1000人以上のLGBT当事者のみなさんの働く上での相談に応じてきました。
学生さんから特に多かったのが上記のような相談です。

また、これらの相談はセクシュアリティに関わるために、「学校のキャリアセンターには相談しずらい」、「LGBTに理解のある人でないと安心して相談できない」という声も多く寄せられました。

そこで、Nijiリクルーティングでは、LGBTの学生さんを対象に、完全に個別での相談会を実施することとなりました。

個別相談会のpoint

1.個別に就活相談ができる!

一人一人、相談したい内容は違うはず。
じっくり話して、不安や悩みを解決したい方のための相談会です。

2.LGBTに理解あるキャリアカウンセラーに相談できる!

LGBTの知識と理解があるキャリアカウンセラーが就活の相談に応じます。
セクシュアリティに関わることも安心してご相談いただけます。

3.LGBTフレンドリー企業の探し方がわかる!

誰もが自分らしく働けることを大切にしている「LGBTフレンドリー企業」の探し方をお伝えします!

Q&A

Q.服装は性自認に近いものでも大丈夫でしょうか?

A.服装は自由です!お好きな服装でお越しください。

Q.アウティング※はされませんか?

A.注意事項として対応ガイドを設けていますので、安心してご参加ください。

※アウティングとは、本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性自認等の秘密を暴露する行動のことです。

Q.費用はかかりますか?

A.無料でご参加頂けます。お気軽のご参加ください。

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参加した先輩の声

セクシュアリティのことも関わってくるので、学校のキャリアセンターには相談しずらかったので、参加しました。
LGBTに理解があるカウンセラーの方に相談できるので、安心していろいろ話すことができました。

トランスジェンダーが働きやすい会社をどう探せばいいのか、よくわからず不安だったので参加しました。
具体的にLGBTフレンドリーな企業を紹介してもらえて、就活の参考になりました。

セクマイサークルの先輩に紹介されて参加しました。リクルートスーツを着るのにも抵抗があるし、自分には就活は無理かもしれないと思っていたのですが、いろんなアドバイスをもらえて視野が広がりました。参加してよかったです。

対象となる方

・2018年卒業予定の大学生、大学院生の方
・セクシュアルマイノリティの方

セミナー概要

日程
12月26日(月)10:30~17:30のうちの1時間
12月27日(月)10:30~17:30のうちの1時間

ご予約頂いた方と個別に相談の上、時間を確定いたします。
上記日程がご都合が悪い場合は、別日程でのご予約も賜ります。

会場
Nijiリクルーティング
東京都港区東新橋2-4-1サンマリーノ汐留6階

JR・メトロ新橋駅烏森口から徒歩7分
大江戸線汐留駅8番出口から徒歩3分

服装 自由

持ち物 筆記用具

参加費 無料

主催 株式会社Nijiリクルーティング
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留6階
TEL 03-6452-8822
URL https://niji-recruiting.com/

お申し込みはこちら

下記フォームに必要事項を入力し、お申込みお願いいたします。

LGBT当事者が就活で応募する際にチェックしたい企業のポイント

LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は、LGBT当事者が就活で応募する際にチェックしたい企業のポイントです。

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国籍や人種、性別、性的指向などに捉われず「多様性」を推進する動きが日本でも活発になってきました。それは、企業でも目立ち始めています。

現在では以前よりも、企業側がLGBTを受け入れていることが多く見られるようになってきました。

LGBT当事者は、セクシュアリティが採用や昇進などの面で不利になるのではないか、入社後に同僚や上司と上手く付き合っていけるかなど、不安なことが多いのではないでしょうか。

そこで、就活においてLGBT当事者がチェックしたい企業のポイントを紹介します。

LGBTに関する文言があるかどうか

企業がセクシュアリティを理由に採用において差別をしないことを明確に発信していることで、LGBT当事者は安心して応募することができます。
まだまだ数は少ないですが、日本にも採用情報ページ等で発信している企業があります。応募する際には企業のホームページもチェックしてみるといいかもしれません。

ダイバーシティを尊重しているかどうか

LGBTについて明記されていなかったとしても、外国人や女性の活躍促進をしているダイバーシティ企業は多いです。

そういった企業はLGBTに対してもフレンドリーであることも多いです。
中にはLGBTに関する取り組みを行ってはいるものの「まだ社外に公表できるレベルではないので…」という理由でホームページ等では公開していない場合もあります。

会社説明会や選考が服装自由

服装自由だからLGBTフレンドリーであるということではありませんが、自由な服装を認める企業は多様性を尊重する傾向があります。
また、トランスジェンダーの人にとっては、服装自由は応募しやすいポイントのひとつです。

ナビサイト等でも、服装自由というキーワードで企業検索をすることができます。

LGBTに配慮した取り組みを行っている

まだまだ数は少ないですが、LGBTに配慮した取り組みを行っている企業も増えてきました。
企業がLGBTに関してできることの一例を紹介します。

・差別やハラスメント禁止規定などにLGBTに関する文言を明記
・社員に向けてLGBTに関する研修を実施する
・相談窓口の設置
・性自認に近い服装で勤務することを認める
・トランスジェンダーの通称名利用、性自認のトイレの使用等を認める
・結婚祝い金など、結婚などに関連する福利厚生を同性パートナーを持つ社員も利用できるようにする
etc…

まとめ

現在は多くの企業がダイバーシティを尊重しており、社員の多様な個性を活かすことが企業の発展につながると考えられています。
ダイバーシティというと、これまでは外国人や女性の採用や活用が注目されていましたが、今後はLGBTにも目を向ける企業が増えていくと思われます。

LGBTに配慮する企業は、今後の成長が見込まれる企業ともいえます。
就活においての企業選びのポイントとして、LGBTフレンドリーかどうかは大切にしてもよいのではないでしょうか。

就活ノウハウ講座 最初の関門「ES」の書き方

就活ノウハウ講座シリーズ、今回はES(エントリーシート)の書き方についてです。

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ESは就活において最初の関門だとも言えます。

自分をうまくプレゼンテーションできるように、作成していきましょう。
頻繁に出題される質問はあらかじめ対策を練っておく必要があります。また、書き方にはコツがあるのでしっかり理解してまとめておきましょう。今回はESをうまく書く秘訣をご紹介していきたいと思います。

エントリーシートを書く上でのポイント

出題される質問は大きく6つのテーマに分かれます。

1.自己PR・学生生活

学生生活の中で、最も力を入れたこと、またそこから得たものを記入
強みを具体的なエピソードを交えて説明する

2.企業とのマッチング

志望企業がどのような人材を求めているのかを把握しておく
志望企業の事業内容・仕事内容にうまく関連付けるように書く

3.学業

ゼミや研究などどんな学習に努力してきたのかを書く

4.志望動機

志望理由・チャレンジしてみたいこと・希望職種とやってみたいことを具体的に書く
志望企業についてしっかりと研究していることをアピールできるようにしておく

5.職業観・価値観

職業観や価値観を企業に結び付けられるように書く
将来についてやる気や意欲が感じられる文面にする

6.課題・提案

自分のアイディアをオリジナリティの感じられるように工夫して内容を考えてみる

上手く書くために

話の要点を一つに絞る必要があります。
欲張ってたくさんの要素を盛り込んでしまうと、うまく話がまとまりません。

また、具体的な話を入れることで説得力のある話になります。抽象的な言葉を並べずに、具体的な話をすることを心がけておくと良いです。

大切なのは、あなた自身の意思や価値観、興味・能力を伝えることです。自分らしさを表現できるようにしましょう。

また、最終的には他人の目で判断しチェックしてもらうようにしましょう。
いくら自分でよく書けたと思っていても客観的にみると間違いやミスがあるかもしれません。他人に見てもらって直すべき点は修正しておくと良いと思います。

ESは自分のアピールポイントでもあるので、よく考えて自分のことを整理してからエピソードを盛り込むようにしていくと良いかもしれません。

早い段階のうちに自己分析を行っていくと話をまとめやすいと思います。上に挙げたようなポイントを意識しながら自分の話を組み立てていってください。

自分にしかできないESを就活で作成できると良いですね。

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「採用面接時」のLGBT対応に関する調査

LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は「採用面接におけるLGBT」に関する意識調査についてです。

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世の中のLGBTに関する独自の調査・研究、情報発信を行うLGBTマーケティングラボは運営する株式会社CIN GROUP協力のもと、現役企業人事180名を対象に「採用面接におけるLGBT」に関する意識調査を実施しました。

採用面接時にカミングアウトを受けた経験があるか、なぜカミングアウトしてほしいのかなど、さまざまな質問を通して調査が行われました。

結果まとめ

・採用面接でカミングアウトされたことがある人は約2割。

・平均カミングアウト人数は1.35人。

・「採用面接の場でカミングアウトしてほしい」と回答した人は全体の約6割。

・カミングアウトしてほしい理由としては、「自分らしく働いてもらいたいから」や「最初にオープンにしてもらった方が採用後に対応しやすい」という採用後のことを考えた意見が多数。

・反対に、カミングアウトして欲しくない理由は「どう対応していいかわからないから」というLGBTに関する理解が足りないゆえの回答が第1位に上がりました。

参照 http://news.biglobe.ne.jp/economy/1018/prt_161018_7333931832.html

まとめ

現役採用担当者の半数以上が、面接をするタイミングでカミングアウトを望んでいるんですね。それは、当事者からしたらとても勇気のあることで、なかなか難しいと思います。
しかし、LGBT当事者にも自分らしくオープンにしてほしいと望んでいる企業もたくさんあると思います。

その一方で、カミングアウトをしてほしくない理由として、「どう対応して良いのかわからない」が挙げられているのを見ると、まだ理解が無い企業が多いことが分かります。

当事者が就職する際に、見極めるべき点としてその企業がLGBTフレンドリーであるかどうかだと思います。しかし、実際にはホームページ上で記載されているだけで何もアクションを起こしていない企業もあります。
そのため、セミナーや研修・講習会に積極的に参加しているか、LGBT当事者が実際にいるかなどを事前に確認しておくと良いかもしれません。

当事者が実際にいれば、その人に対してどんな対応を行っているかが分かったりセクシュアルマイノリティの人にも寛容である可能性が高いと思います。

これから、就職活動をしていく方は、当事者やそうでないに関わらずその会社がどのような社風でどんな人も働きやすい環境にあるかを十分に知っておく必要があります。
また、それはネット上の情報だけを鵜呑みにするのではなく、説明会やその会社で働いている社員に話を聞くなどより現実的な情報を得た方が自分のためになると思います。