LGBTフレンドリーな自治体 岐阜、神奈川、茨城の場合

先日札幌市でもパートナーシップ制度が導入されると発表があり、LGBTフレンドリーな自治体がどんどん増えてきています。

今回は、パートナーシップ制度の導入はまだ開始されていないものの、LGBTフレンドリーな自治体を紹介します。

岐阜県関市

岐阜県関市は2016年8月10日にLGBTフレンドリー宣言を行いました。
LGBTへの理解を広め、差別をなくしていく活動として、市職員へのLGBT研修や、学校教育の場で役立つLGBTに関するパンフレット等を制作すると発表しています。

詳しくはこちら
https://nijipi.lgbt/news/670

神奈川県横須賀市

神奈川県横須賀市は、市立病院にて「同性パートナーも手術同意書にサインできる」指針を定めています。
これまで「親族」に限られていた手術同意書へのサインを同性パートナーにも認めたことで注目されました。
その他にもLGBTの理解を広める活動を行っています。

詳しくはこちら
https://nijipi.lgbt/news/849

茨城県水戸市

茨城県水戸市は今年10月にLGBTについて学ぶための研修会を市内で初めて開きました。
この研修会は、市職員に向けて行われ、LGBTの基礎知識の他、どのような配慮が必要かなどが話し合われました。

詳しくはこちら
https://nijipi.lgbt/news/1810

まとめ

今回紹介した3都市以外にも、LGBTに関して取り組みを始めている自治体が増えてきました。
今後もこのような取り組み事例を紹介していきたいと思います。

日本のLGBTフレンドリーな地域 三重、兵庫、沖縄の場合

2015年の渋谷区、世田谷の同性パートナーシップ制度の導入以降、日本でもLGBTフレンドリーな地域が増えてきました。
今回は、日本のLGBTフレンドリーな地域である、三重、兵庫、沖縄を紹介します。

三重県伊賀市

三重県伊賀市は、2016年4月1日に同性カップルの「パートナーシップ宣誓」を開始しました。
同性カップルがパートナーシップ宣誓を行うと、受領証が発行されます。

詳しくはこちら
三重県伊賀市のパートナーシップ制度とは

兵庫県宝塚市

兵庫県宝塚市は、東京都渋谷区、世田谷区、三重県伊賀市に続いて全国で4番目に同性パートナーシップ制度を導入しました。
三重県伊賀市同様、同性カップルがパートナーシップ宣誓を行うと、受領証が発行されます。

詳しくはこちら
兵庫県宝塚市のパートナーシップ制度ってどんなもの?

沖縄県那覇市

沖縄県那覇市は、2016年7月8日にパートナーシップ制度が導入されました。

同性カップルが申請を行うと、「那覇市パートナーシップ登録証明書」が発行されます。

以前から沖縄はLGBTにフレンドリーといわれており、同性カップル向けのウェディングプランがあるホテルや、プライドパレ―ド「ピンクドット沖縄」が開催されています。

詳しくはこちら
「那覇市の同性パートナーシップ制度」どうやって申請する?どんな効果があるの??

LGBTフレンドリーな沖縄県

まとめ

今回はLGBTフレンドリーな地域として、同性パートナーシップ制度を導入している、三重県伊賀市、兵庫県宝塚市、沖縄県那覇市を紹介しました。

同性パートナーシップの導入には至っていないものの、LGBTフレンドリーな活動を行う地域も増えてきています。
この流れが今後さらに加速していくとよいですね!

三重県伊賀市のパートナーシップ制度とは

0c2d7d4a1eb62b89006ba57efd5442d2_s

三重県伊賀市では、2016年4月1日から同性カップルの「パートナーシップ宣誓」に係る取り組みを開始しました。

誰もが自分らしく暮らせるために

伊賀市では下記のように制度導入の目的を発表しています。

「あらゆる差別を許さず、互いを尊重するまちづくり」をめざし市民一人ひとりの人権が大切にされる社会の中で性の多様性を認め合い、誰もが自分らしく暮らせるよう、「伊賀市パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要綱」を2016(平成28)年4月1日から施行します。

宣誓することで受領証が交付される

伊賀市のパートナーシップ制度は、「伊賀市パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要綱」に定めた要綱です。
市に対して同性カップルであることを宣誓し受領されると受領証が発行されます。

対象者

1.双方が20歳以上であること
2.双方が独身であること
3.双方または一方が市内在住であり、一方が市内に住んでいない場合は市内に転入の予定であること

手続きの方法

宣誓を行う日程は予約する必要があります。事前に市と日程を調整し、指定された場所に行きます。市職員の前でパートナーシップ宣誓書に自ら記入し、提出します。受領されると受領証が発行されます。

▼実際の受領証

伊賀市書類-2

申請に必要な書類

申請には、住民票及び独身証明書(本籍地の自治体が発行する公的な書類)の提出が必要です。
※面談日の3ヶ月以内に発行されたもの。

受領証交付で得られるメリット

受領証の交付を受けることで、以下のようなことが認められるようになります。

・伊賀市営住宅の入居審査など市が提供するサービスの一部で夫婦と同様に扱われる。
・市立の上野総合市民病院でパートナーが手術を受ける際に同意書にサインすることができる。
・市立の上野総合市民病院で病状の説明を受けることができる。

また、伊賀市ではアライの取り組みも行っています。従業員の採用やトイレの使用など、LGBTを支援するための啓発活動を行っています。