LGBTを理解しようという姿勢があるなら誰でも「アライ」になれる

LGBT当事者orアライによるレポートです。今回は「アライ」について。

LGBTという言葉の認知度が日々上がっているのを感じていますが、ally(アライ)という語はまだまだ知られていないように思います。LGBTの問題を考える際にはLGBT当事者以上にアライの存在が大切だと私は考えています。

しかしアライであるかどうかは、見た目ではわかりません。今回はどうアライであることを表明するかについて書きたいと思います。

ally(アライ)とは

allyは協力者、支持者などの意味を持つ英単語です。LGBTに関して言えば、LGBTを差別や偏見がなく、理解している人のことを指します。

LGBTの認知度が高まるにつれて、抵抗を持つ人が増えるのもあるかもしれませんが、正しい知識が広まることでアライが増えているのではないかと私は思います。
本当に失礼ですが、かつては私もテレビなどの影響で「オカマ=気持ち悪い人」と思っていた時代があります。
そのような誤解が減っていくことでアライは増えていくのではないでしょうか。

アライも完全に理解しているわけではない

しかし気を付けてほしいのは、アライの中にもLGBTについて完全に理解しているわけでない人もたくさんいることです。LGBT当事者でさえ、自身のセクシュアリティを含め完全に理解している人はいません。

そこで知識が足りない、誤解しているからと言って批判してしまうのではなく、理解、支援しようとしてくれている態度に感謝し正しい知識を提供することが必要です。
気付かないうちに偏見を持っていることも多くあります。そこに気付くことを、多くのアライは望んでいるのではないかと思います。

どうアライであることを表現するか

最後に本題ですが、アライであってもそれを周りに言わなければ気付かれることはありません。LGBT当事者からすれば、アライか分からない人にセクシュアリティの話をするのはすごく怖いことです。
アライであることを知ってもらう方法はいくつかあると思うので最後に簡単に箇条書きで紹介します。

レインボーグッズを使う
6色の虹は現在LGBTを表すシンボルとなっています。様々なLGBT関連団体が、レインボーグッズを販売しています。文字なしのさりげないものから、allyという語の入ったものまであるので、探してみてはどうでしょうか

会話の中でアライであることを言う
恋愛の話やテレビのタレントの話の中で、LGBTに関する話題になることはあるかもしれません。「私はアライです」と突然言ってもぽかーんとされるだけかもしれませんが、偏見がないことを言うだけでも当事者が聞けばすごく勇気になります。
また他の人の差別的な発言を否定してあげることもとても有意義です。

ウェブ上などでLGBTに関する活動を広める
FacebookアカウントなどでLGBTに関する活動に関する投稿をするだけでも、周りからはアライであることを分かってもらえます。何か活動に参加しているのであればその活動の告知、そうでなくてもウェブ上で発信するだけでも気づいてもらえますね。