就職活動において、志望する業界を探すことは多くの学生がはじめにやっているかと思います。次に、企業に実際に入って行う職種について考えることが必要です。
今回は、多くの新卒学生が最初に就くことになる営業職について簡単に紹介します。
営業職とは
一口に営業職と言っても、その内容は非常に多岐にわたります。一言で言えば、自社の商品やサービスの購入を相手に薦める仕事です。
営業が扱う商品(商材と呼びます)は様々です。メーカーであれば形のある財がほとんどですが、サービスを商材とする営業職も多くあります。
営業職がある業界
営業職は、一部の公務員などの特殊な場合を除いて、全ての業界で経験することができます。
現在では自社で営業職を設けずに、営業代行の他社に委託している企業もあります。
また、求人情報では営業職募集と書いている場合よりも、総合職という枠で書いてある場合が多いです。営業職も総合職の中に含まれるので、総合職で入社してから営業を経験する場合が非常に多いです。
営業職の種類①法人と個人
営業職に関わらず、ビジネス用語でBtoB(ビートゥービー)とBtoC(ビートゥーシー)という言い方がよくされますが、営業職もこの2種類で分けることができます。
BtoB、つまり企業に対して営業をする場合は法人営業と呼ばれます。オフィスで使うデスクや文房具、パソコンなどを提案する場合もあれば、採用サービスやセミナー等の契約を提案する場合もあります。
契約が相手企業のグループ全体などで成立すれば、額としてとても大きなものになります。チェーン店などで店内の設備や制服、BGMが統一されているのは、一括で契約している会社の商品を使用しているためですね。
BtoC、つまり個人のお客さんに対しての場合は、セールスマンという言葉が一般的です。家にセールスマンが来たことのない方はおそらくいないのではないでしょうか。
当然ですが、BtoBに比べて営業先の件数が多くなります。個人の購入を個人に対して提案するため、契約までの意思決定が非常にシンプルです。相手が「欲しい」と思うような提案ができるか、これが一番のポイントになります。