LGBTの人々の輝きを表現する「OUT IN JAPAN」

LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は「OUT IN JAPAN ―あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気になる。」についてです。

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OUT IN JAPANというプロジェクトをご存じでしょうか。
LGBT関連のイベントに行かれる方であれば、名前は目にしたことがある方も多いかもしれません。

OUT IN JAPANとは

日本のLGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティにスポットライトを当て、市井の人々を含む多彩なポートレートを様々なフォトグラファーが撮影し、5年間で10,000人のギャラリーを目指すプロジェクトです。

個人、団体、企業、自治体等との連携を通して、WEBサイト・展覧会・写真集などを展開し、身近な存在としてのセクシュアル・マイノリティを可視化させ、正しい知識や理解を広げるきっかけとしていきます。

セクシュアル・マイノリティにとってカミングアウトは段階的なものであり、ひとりひとり、そのタイミングや方法は違います。カミングアウトをしないという選択をする人もいます。「OUT IN JAPAN」では、カミングアウトをしたいと願い選択する人を、やさしく受け止め応援できる社会づくりを目指しています。

参照
http://outinjapan.com/

勇気を与える写真

プロジェクトのフォトグラファーは、レスリー・キー氏。
彼は、人物の写真を撮ります。

OUT IN JAPANのHPをのぞいてみると、これまでの活動での写真を見ることができます。
目の閉じられた写真をクリックすると、まっすぐとこちらを見つめる写真とともに、写る人物の名前とセクシャリティ、そしてカミングアウトについての想いを見ることができます。

モノクロの写真に生き生きとした表情で写る人々の姿。それがすべて、LGBT当事者がカミングアウトのために一歩踏み出した勇気だと知れば、メッセージとして訴えかけられるものがあるのではないでしょうか。

モノクロの写真は、色とりどりの個性であり、色で定義することのできない輝きを表現しているのです。
『あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気になる』
カミングアウトに悩むLGBT当事者の方へ、そしてその想いを共有してほしいと思っているアライの方へ、勇気を与える写真です。

OUT IN JAPANは、クラウドファンディングでの資金をもとに、全国での写真展やLGBTイベントへの出展、アパレル企業や舞台作品とのコラボレーションも行っています。