LGBT当事者もしくはアライによる「セクシュアリティ」に関するレポートを紹介するシリーズ。
今回は健康診断です。
企業が従業員に健康診断を受けさせるのは義務
会社に入ると、年に1回程度健康診断を受ける機会があります。
これは、労働安全衛生法で従業員に年1回以上健康診断を受けさせることが義務づけられているからです。
また、健康診断の費用は会社負担となります。
トランスジェンダーは健康診断どうするの?
健康診断は、病気の早期発見にもつながり、健康的な生活をしていくためには必要です。
しかし、トランスジェンダー当事者にとっては、健康診断は悩みのひとつにもなります。
SNSで行ったアンケートでは、21%のトランスジェンダー当事者が「健康診断を受けない」と答えました。
健康診断を受けた人に聞いてみた
せっかくの機会なので、健康診断を受けておきたいもの。
そこで、健康診断を受けた人に話を聞いてみました。
会社指定の病院で健康診断を受けた
会社もトランスジェンダーだということを知っているので相談したところ、会社から病院側に事前に伝えてくれました。
当日は希望の更衣室を使わせてもらい、特にトランスジェンダーについて触れられることはなかったです。
自分で病院を探して健康診断を受けた
会社に説明するのもいやだったので、自分で病院を探して受診しました。費用は自己負担になるので、1万円くらいかかりました…。ただ、同僚と出くわすこともないですし、気をつかわずに受診できました。
まとめ
人によってどうしたいかは異なりますし、会社がどう対応してくれるかも違いますが、できることなら年に1回は健康診断を受けておきたいものです。
会社に相談するのはちょっと…という場合は、かかりつけの病院に相談をしてみるのもひとつの方法かと思います。
ちなみに会社員でない場合は、自治体の健康診断を利用することができます。無料~2000円程度で受けられることが多いので、検討してみてもよいのではないでしょうか。