LGBTと政治後編

LGBT当事者orアライによるレポート。今回はLGBTと政治前編です。

フランス大統領選の結果が現在毎日のように報道されています。極右である国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペン党首が最終候補に残った際、ある記事を見つけました。
『フランスのゲイはなぜ極右政党に投票するのか(NEWS JAPAN)』という記事です。
前編に続き、これを読んだうえで、LGBTと政治について書きたいと思います。

LGBTと政治前編

同性婚が当たり前になっていないうえでの悲しさ

同性婚が実現される前の間は、同性婚の賛否が誰に投票するかの1つの判断基準になる人がいます。
もし同性婚が実現されたなら、「また同性婚を禁止する」と言う人には投票したくない、となるだろうと思います。

しかし考えてほしいのが、「異性同士の婚姻を禁止する法律を作る!」という公約があり得るでしょうか。想像つきませんよね。
 婚姻制度は当たり前になりすぎて、禁止するかの議論にもならないわけです。つまり同性同士の結婚も異性間の結婚と同じくらいに当たり前になれば、もっと別の要因で投票することができるということです。

最後に

選挙権が18歳以上に引き下げられました。若者の投票率が低いとずっと言われています。
正直、学生であるうちは政治自体に興味を持ちにくいと思います。それはあまり身近でない、という意味です。

私が20歳ではじめて選挙に行く際注目したのが、各政党のLGBTへの態度でした。政治に対する関心もほぼなく、それ以外の面での違いもよくわからなかったため、一番身近でわかりやすい部分に注目しました。

最初のうちは、私のような例で選挙に参加するのでもいいのではないかと思います。投票しないということは、意見をもっていても意見がないのと同様です。

もちろんLGBTに関すること以外の部分にも注目してほしいですが、多くの人の意見が政治に反映され、社会全体がよくなっていってほしいと思います。