同性愛者カップルにとって怖いものは複数あると思いますが、性行為による「性病」や「HIV」の感染は特に恐ろしいです。性行為は愛情表現やコミュニケーションの一環として、カップルの信頼関係を築くものとして重要な行為です。しかし片方が感染していると発覚したら、性行為に及ぶことは難しくなりますし、秘密にしてパートナーに感染させてしまったら信頼関係を崩壊させかねません。
ただ性病やHIVに感染した後、専門病院に受診しにいく事はストレートの人にとってもハードルが高く、同性愛者においてはそのハードルはより高まります。
日本においてHIV感染者の感染経路が同性間感染の異性間感染の3倍といったデータもあり、専門病院に関する知識も入れる必要があると考えます。
そこで今回の記事で紹介するのは、LGBTフレンドリーの性病クリニックです。
あおぞらクリニック
http://www.aozoracl.com/
新橋駅徒歩8分 夜8時まで診療している性病専門クリニックです。毎月500もの人が訪れていて、多くのLGBT当事者に利用されています。
ではなぜこんなに多くの方に選ばれているのでしょうか。
1 プライバシーを守ってくれる
自費診療なので、保険診療と違って匿名で診察を受ける事が可能、払うのは検査料金と薬代のみです。また自費診療にすることによって家族に知られる心配もありません。クリニック内のレイアウトも極力ほかの患者と接触しないように配慮されています。
2 LGBTフレンドリー
LGBT当事者の患者の割合が他のクリニックに比べ多く、LGBT当事者の治療経験が豊富な医師が多く在籍しています。LGBT当事者もそうでない方も同じように接するのが当たり前という考え方が当クリニックに存在しています。また、男性診療は男性スタッフのみで行い、女性診療は女性スタッフのみで行っています。
3 即日対応、即日治療
基本的に通院は1回で大丈夫で、検査や薬の受け取りも即日で終わります。また、即日で検査がでなくてもwebで結果を閲覧することが可能です。また、病気によって治療費が明確に設定されています。
LGBT当事者のみならず、一般の方でも利用しやすいのが当病院です。性病にかかってしまった事は知人には極力知られたくないです。病院に行くということも人によっては非常に恥ずかしいことだと思います。しかし性病やHIVは早期発見・治療が大事になってくるので、このような病院があることは大変ありがたいですね。