就活で身についたマナー。LGBT当事者による就活体験記2。

言葉づかい以外では、面接時などの対人のマナーも身についたかと思います。ノックの方法や、お辞儀、腰かけ方など、詳しくはここでは割愛しますが、これも特殊なアルバイトや学外での活動などをしていなければ、適当にこなしてしまいがちです。

他にも服装やメール、電話の掛け方や郵送の仕方などを学ぶことができました。私はアルバイトの関係上、スーツは着なれてはいたのですが、リクルートスーツの場合になると少々異なる部分もあり、新たに学ぶこともありました。

周りに言われることもありますし、実感もしていることですが、普段の生活でもより丁寧になりました。
自分が元々適当な人間であったこともありますが(笑)、意識せずとも態度が変わってきたことはすごくいいことだと思います。

就職活動を通して身につけるこれらのマナーは、もちろん就職活動の際だけのものではありません。これから社会人となるのに必要なものばかりです。
会社に入って以降にマナー研修などが用意されている場合もありますが、その際にも就職活動できちんと身に着けているものがあれば、さほど難しいこともないかと思います(もちろん、社会人ならではのマナーもたくさんありますし、慣れが必要ですが)。
慣れないうちはとても大変な就職活動ですが、将来的に必要なものと割り切って、耐えることも必要ですね。