香港でLGBT団体支援のための「虹色のライオン像」が出現

香港のLGBT事情

台湾は同性婚合法化に向けてあと一歩というところまで来ていますが、香港はまた状況が異なっているということです。
同性愛者などを対象にした、反差別法の立法に関して、香港の中で大きく意見が割れています。

近年の調査の中で、半数以上がこの反差別法を支持しているとの結果が出ています。中でも若者の支持率が非常に高く、18歳から24歳は91%が支持しています。

植民地であった歴史から、ヨーロッパの影響を現在も強く残す香港ですが、LG BTに関してはヨーロッパ諸国に後れをとっていると記事でも述べられています。

この法律に関しては反対派の団体も存在しており、今回のライオンに関しても撤去を要求しています。
反対する意見として、黄伟明は以下のような理由を挙げています。

・見た目がひどく悪い
・LGBTの平等を求める運動自体が、一組の男女の婚姻を支持するものに対して、攻撃的な側面を持っている。
・元のライオンが存在しているのに、その付近に虹色のライオン像を置くことで、香港人の感情を傷つけ、優れた家庭観念を踏みにじっている。

像の撤去を要求する署名は、5日夜の時点で1800人集まっているということです。

今後の虹色のライオンと反差別法に関する動きに注目ですね。