LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は現役警察官・消防士のゲイカップルのメッセージに関するレポートです。
どんな職種にも「ゲイ」は当たりまえに存在します。もちろん、警察官や消防士などの公安職にもいます。
今回は警察官・消防士として働くゲイカップルのインタビューを読んで感じたことをレポートします。
二人の苦悩
二人は職場でカミングアウトをしていません。
同僚や上司と過ごす際にはプライベートな話になることも多く、困ることがあるといいます。
消防士は旅行をする際には申請が必要であるため、申請すると周りから「誰と行くのか?」「写真を見せてほしい」などと声をかけられることが多く困るといいます。
こういったことがストレスとなって、一時は体調を崩すこともあったそうです。
そして、ついに上司に勇気を出し、涙ながらにカミングアウトしたところ、上司は理解してくれたそうです。
警察官として仕事をすると「結婚をして家庭を持って初めて一人前だ」というイメージが根強いために、心許せる女性と本気で偽装結婚も考えたそうです。
二人の理想・伝えたいメッセージ
二人はストレートの人が抱く「ゲイ」のイメージを変えたいと話します。
メディアではオネエタレントや派手な女装をする人が目立っているためにゲイに対して偏ったイメージがあると感じているようです。
またゲイを理由に仕事を辞めてしまう人が多うため、人生は一度きりだから夢や仕事をゲイを理由に辞めてほしくないと話しています。
まとめ
私は二人のインタビューを見て、二人が助け合って励ましあって仕事や夢を諦めずに追いかけている姿を見て勇気をもらいました。
公安職は男性が多いために、セクシュアルマイノリティにはまだまだ厳しい環境にあると思います。
しかし、二人は自分のセクシュアリティを隠さず自信をもとうとしています。このような人たちのおかげで自分も明るく生きていこうと思う人はたくさんいるのではないのでしょうか。
どんな職種においても自分が自分らしく仕事を続けられるような社会になると良いですね。
参考URL