LGBT当事者もしくは、アライによるレポートシリーズ。今回はジェンダーレスな服が買えるショップの紹介です。
LGBT当事者の中でも悩んでいる方が特に多いのが服装の問題。今回はそんな悩みを解決するオンラインショップを紹介します。
MALE FE MALE
http://www.malefemale.jp/
LGBT、ジェンダーレス、アンドロジナスのためのオンラインショップで、今年オープンしました。
カテゴリーをレディース、メンズで分けず、サイズ表記も独自のものを用いて男女の区別をなくしています。
MALE FE MALE という名前は、Male(メール)男性 とFemale(フィメール)女性 を組み合わせ、Female のFe を中央に配置することで性差がなくなるという意味を込めました。「男女の性差がない世界へ」という願いを込めて創った造語です。
(中略)
MALE FE MALE は自分らしさを隠さずに表現できる、本来の自分に出会える空間になることを目指しています。株式会社リブリッチ プレスリリースより
http://pressrelease-zero.jp/archives/100191
ACROSS THE VINTAGE
http://acrossthevintage.jp/
メンズ、レディース、キッズに捉われないサイズ展開をしています。
ZARA
http://www.zara.com/jp/
ファストブランドZARAも、ジェンダーレスライン「ungenderd」を展開しています。
LGBTが直面する服装の問題
服装に関して悩みを持っていることが多いのがLGBTの中でもT、トランスジェンダーの方です。性別適合手術を完了したトランスの方でも、身長や肩幅などの問題で着たい服が着られないことがまだまだあります。
就職活動で悩むことが多いのがスーツの問題。
ネクタイをしてパンツに革靴である男性用スーツと、基本的にはスカートでパンプス、ネクタイはしない女性用スーツ。私服以上に男女が明確に分かれているように感じます。服装以外でも髪型やメイク、バッグなど、就活生が避けて通れないことはたくさんありますよね。
私自身は、男女問わず気に入った服を着ていますが、やはり異性のショップに一人で入る勇気はなかなかありません。
特にアクセサリーや小物を見ていると、「彼女さんへのプレゼントですか?」なんてきかれることもめずらしくありません。
食品や書籍など男女共通して購入するものに比べ、ジェンダーを強くあてはめられてしまうのが衣服ではないでしょうか。
今後服装問題はどうなっていくか
最近では芸能人でもメンズ、レディースにこだわらずに服を選んでいる人が増えているように感じます。異性の服を着こなすことがある意味おしゃれと捉えられていますよね。
一点異性のアイテムを取り入れるおしゃれも素敵だと思いますが、男女区別なく気に入った服を選ぶことができるのが理想です。
需要の増加とともに、このようなショップは今後増えていくのではないでしょうか。