ベラルーシが、LGBTコミュニティーの権利を阻止

ベラルーシ率いる17か国のグループは、国連が策定したLGBTコミュニティーの権利を含む新たな都市戦略計画を阻止しようとしています。

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ベラルーシってどんな国?

ベラルーシという国はヨーロッパ最後の独裁国家と呼ばれており、ルカシェンコ大統領が1994年以来、その座に就き続けている国家です。

そんなベラルーシでは2010年5月15日、ゲイ・イベント「スラヴィック・プライド」のプライド・マーチが、警察によって強制的に阻止されたこともありました。

そんなベラルーシが、国連が策定したLGBTコミュニティーの権利を含む新たな都市戦略計画を阻止しようとしています。

ベラルーシが率いるグループには、バングラデシュ、マレーシア、ナイジェリア、サウジアラビア、ソマリア、イラン、ジンバブエなどが含まれています。

このグループが都市戦略計画を阻止しようとしている理由としては、下記の通り発表しています。

「我々は、人権が女性と男性子どもや高齢者、障害のある人くを家庭環境内で守られなければない」(=LGBTは家庭環境内で守られるべき対象ではないという意味)

これに対し、カナダのバンクーバーの元市長であるエレン・ウッズワース氏は、以下のように述べています。

「ベラルーシ率いる17か国のグループの発表を最初に聞いた時はショックを受けました。
セクシュアリティで差別することを保護すべきではありません」

※エレン・ウッズワース氏
女性のための都市国際社会変革会議の議長で、文書内に同性愛者の権利を保護することを推した、最初のカナダ人。

まとめ

2015年にロシアが国連内での同性愛者の権利を制限しようとしたことがありました。
ベラルーシの動きに、ロシアもサポートしていると言われています。
今後の動きにも注目です。