ニューヨークの国連本部で今年9月21日、アメリカのバイデン副大統領らが参加して、LGBTの人々の人権について議論する初の首脳級会合が行われました。
「LGBTの皆さんの普遍的権利を守ることが現代の人権問題であり、とても重要なことです」
(アメリカ バイデン副大統領)
会合は潘基文事務総長やバイデン副大統領らが参加したものです。
LGBTの人々の人権をテーマに各国の首脳が参加する会合が行われるのは、国連の71年にわたる歴史の中で初めてだということです。
世界各国からLGBTの団体も参加し、同性愛が70か国で犯罪行為とされていることや、同性愛を理由に殺された人がおととしまでの7年間で1600人あまりに上ることなどについて意見が交わされました。
国連本部前の横断歩道は、今週末までLGBTのシンボルであるレインボーカラーにペイントされ、国連総会に出席する各国の首脳や代表団体LGBT の人権についての理解を促すということです。
このように、さまざまな国がLGBTに目を向けたり、当事者が差別や偏見を持たれてしまうような状況を変えようと努力しています。