ユニリーバ・ジャパンがLGBT支援プログラム開始

ユニリーバ・ジャパンが2016年9月から、LGBT等性的マイノリティを支援するプログラム「ユニリーバ・プライド・ジャパン」を開始しました。

従来のブルーのロゴを、レインボーカラーにしたロゴも発表されています。

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ユニリーバ・ジャパンってどんな会社?

ユニリーバ・ジャパンは世界最大級の消費財メーカーです。
Dove、LUX、modshairなど、シャンプーやボディーソープ製品の他、紅茶ブランドLiptonや、プレミアムアイスクリームBEN&JERRY’Sなど幅広く展開しています。

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そんなユニリーバ・ジャパンですが、従来からダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを積極的に行っています。
課長職以上に占める女性比率は32%(2016年9月自)になっているほか、2016年7月には「WAA制度」が導入されました。

WAAとは、Work from Anywhere and Anytimeの略。社員が働く場所や時間を選べる勤務制度です。

多様性を尊重する組織文化であるため、以前よりLGBT当事者も自然に受け入れられていたと言います。
制度としてなかったものの、LGBTの社員の職場環境や休暇なども、個別に対応されていました。

LGBT支援プログラム「ユニリーバ・プライド・ジャパン」を開始した目的としては、昨今の社会的な動きを受け、LGBTの社員のための制度を明文化し、LGBT支援活動を強化するためとのことです。

ユニリーバ・プライド・ジャパンとは?

ワークフォース(人材)、ワークプレイス(職場)、マーケットプレイス(パートナーとの協働)、コミュニティ(社会活動)の4つの枠組みの下、活動が行われています。

ワークフォース・・・LGBT人材の採用・活躍を推進します。
2016年10月に開催される、企業とLGBTがともに“自分らしくはたらく”を考えるイベント「RAINBOW CROSSING TOKYO」に協賛・出展します。

ワークプレイス・・・人事制度の改定や職場環境づくりを行います
・2016年9月から、企業行動原則に性自認や性的指向による差別禁止を明記しました。また、セクハラやパワハラに
関する匿名の社内相談窓口では、LGBTに関する相談受付も受け付けています。
・2016年9月から、アライ(支援者)を社内募集し、コミュニティを設置しました。 LGBTアライ・コミュニティには、LGBT
当事者を含め LGBTを応援する社員が参加でき、社内外でLGBTに対する理解促進のための活動を行う予定です。
・2016年10月1日から、同性パートナーを持つ社員に対して結婚・忌日休暇、結婚祝い金・弔慰金の制度を適用しました。
今後、段階的に同性パートナーの父母や子女にも制度を適用していく予定です。
・今後、 LGBTへの理解を深め、チームマネジメントに活かす社内トレーニングを実施する予定です。

マーケットプレイス・・・他の企業やNPO法人、行政団体などのパートナーと協働を通じて、LGBTを支援します。
・NPO法人ReBitと協働し、社内外でのLGBTへの理解促進を図ります。

コミュニティ・・・LGBTフレンドリーな社会の実現を目指す社会活動に協賛します。
・従来から引き続き、LGBTをサポートする外部イベントに、会社やブランド(ベン&ジェリーズ)として協賛する予定です。

出典 https://www.unilever.co.jp/news/press-releases/2016/pride-japan.html